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【新刊情報】山口晃訳『ヘンリー・ソロー全日記 1851年』(而立書房、2020年12月)

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H.G. O ブレーク編『ソロー日記ー春』『夏』『秋』『冬』の「四季四冊本」(彩流社、2013-18年)の翻訳に続く、山口晃氏の新しいプロジェクトです。以下、「版元ドットコム」より---

24年間のあいだに書かれた200万語からなる日記は、なぜ文学作品と呼べるのか──。研究者の間で「森の生活」以上の重要作とされ、作者が自身で選んだ日記という表現形態のすべてを邦訳。全12巻で刊行予定。

https://www.hanmoto.com/bd/isbn/9784880594217

2021年03月20日

【新譜情報】『ウォールデン』 Jochen Tiberius Koch (ヨッヘン・ティベリウス・コッホ)

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以下、Amazonのページより転載

 

ドイツ人音楽家、Jochen Tiberius Koch (ヨッヘン・ティベリウス・コッホ) の1stフルアルバム がSchole Records よりリリースされます。
今作はアメリカの作家・思想家であるHenry David Thoreauによる回想録「Walden-森の生活」からインスピレーションを受けて制作されました。「Walden-森の生活」はHenryが体験した2年余りの森の暮らしを一年に凝縮して書いたものであり、Henryはそこで出会った自然を生き生きと描き、一方で痛烈な文明社会批判を述べて生きることの真髄を説いています。

「the bean-field」では映画監督であり俳優、そしてナレーターとして活躍したDieter Bellmannによる朗読が印象的です。ヨッヘンは Dieterのことを『彼の声は暗くて儚く、「Walden」を語ってもらうには完璧である。』と述べていますが、その厳かで重厚な声が作品の中へ私たちを誘います。「the ponds」ではピアノのアルペジオとWilly Sonの澄んだ歌声による見事な調和がウォールデン池に響き渡ります。「brute neighbors」はManfred Kroogの囁くような言葉と共に、弦楽器の重なりが秋を感じさせる哀愁を漂わせます。そして最後の曲となる「spring」ではFraulein Lauraの天から降り注ぐような歌声が、森に暖かい春の兆しを感じさせます。アルバムを通して季節の移り変わりが織り成す自然美を、ウォールデン池のほとりに想いを馳せながら、自然と渾然一体となる幸福感をきっと感じることができるでしょう。

アーティストについて
Jochen Tiberius Koch 1983年生まれ、 ドイツ・ライプツィヒ 出身。
作曲家であり、音の愛好者。ありとあらゆる周波数に興味を持ち、色々な手段で音楽を奏でる。
彼の音楽には、困惑と調和が混同し、心地よい哀愁を含んでいる。

2021年03月18日

【新刊情報】 竹内理矢、山本洋平編著 『深まりゆくアメリカ文学ー源流と展開』

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竹内理矢、山本洋平編著『深まりゆくアメリカ文学ー源流と展開』 (シリーズ・世界の文学をひらく 3)

ミネルヴァ書房、 2021年4月

https://www.minervashobo.co.jp/book/b557650.html

---以下、ミネルヴァ書房ホームページより

矛盾と葛藤が遍在するアメリカになぜ〈文学〉は生まれ、どのように紡がれてきたのだろうか。アメリカ文学をその源流から説き起こし、歴史/文化とともに展開していく世界を紹介し、その世界の深さと広がりを詳しく学べるよう、作家・作品研究とテーマ研究も提示する。本書を通じて読者が「アメリカ」とその内実に迫り、自らの生を照り返しながら、一冊でも多くの作品を味読してほしい。学部生、大学院生、一般読者を対象に、新たな文学史、新たな文学研究への視角をひらく刺激的なガイドブック。

[ここがポイント]
◎ アメリカ文学史の流れを歴史と文化の形成や発展のなかで説明
◎ 「作家紹介」「作品紹介」「引用」「邦訳」「解釈」「問い」の構成で55作品を見開き2ページで解説
◎ 作品の人物関係図を巻末に収録
◎ 図版を豊富に掲載し、ビジュアルでも楽しめる

2021年03月24日

【学会情報】巽孝之先生特別講演「作家生命論の起源―アメリカ文学思想史の視点から」

巽孝之先生の特別講演「作家生命論の起源―アメリカ文学思想史の視点から」が下記の日程で行われます。
日時:2021年4月10日(土)午後2時より
日本アメリカ文学会東京支部4月例会
*オンライン開催(zoom、事前申し込み制)

詳細は下記URLをご覧下さい。

日本アメリカ文学会東京支部4月特別講演のお知らせ
http://www.tokyo-als.org/2021/03/2021april_meeting/
参加無料、事前申込制です。会員以外の方の参加も歓迎いたします。
申し込み方法はこちらです。
www.tokyo-als.org/2021/03/2021april_online/

2021年03月29日

【おしらせ】日本ソロー学会事務局の移転について

新事務局の所在地は以下の通りです。e-mailアドレスは昨年度と変更ありません。
〒108-8345
東京都港区三田2-15-45 慶應義塾大学文学部 佐藤光重研究室

e-mail: mitsu [at] minuet.plala.or.jp ※送信時は[at]を@にかえてください。 

2021年04月02日

【新刊情報】上遠恵子監修、レイチェル・カーソン日本協会編『13歳からのレイチェル・カーソン』かもがわ出版、2021年

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上遠恵子監修、レイチェル・カーソン日本協会編『13歳からのレイチェル・カーソン』かもがわ出版、2021年 の情報です。

日本ソロー学会第14代会長 上岡克己先生が、第1章と第2章を執筆されています。

 

目次
はじめに
第1章 若き日のカーソン(時代と生涯Ⅰ)
第2章 カーソンの活躍(時代と生涯Ⅱ)
第3章 『沈黙の春』が訴えたこと
第4章 『センス・オブ・ワンダー』に託した思い
第5章 文学者としての魅力
第6章 科学者としての強さ
第7章 未来のためにできること
おわりに
コラム カーソンの言葉ⅠからⅦまで

http://www.kamogawa.co.jp/kensaku/syoseki/sa/1161.html

 

2021年05月04日

【新刊情報】 2020-2021年の会員出版情報

2020年から2021年5月末現在の、会員の皆様の出版情報です。

広瀬佳司、伊達雅彦編『ジューイッシュ・コミュニティー ユダヤ系文学の源泉と空間』彩流社、2020年

 (佐川和茂氏の論文所収。) 
佐川和茂『文学で読むピーター・ドラッカー』大阪教育図書、2021年。
堀内正規『『白鯨』探求』――メルヴィルの〈運命〉』小鳥遊書房、2020年。
新倉俊一編『私の好きなエミリ・ディキンスンの詩2』金星堂、2020年。
 (江田孝臣、金澤淳子、平松史子氏のエッセイ所収)
下河辺美知子編著『マニフェスト・デスティニーの時空間――環大陸的視座から見るアメリカの変容』
 小鳥遊書房、2020年。(佐久間みかよ、貞廣真紀、白川恵子氏の論文所収)
竹内勝徳『メルヴィル文学における〈演技する主体〉』小鳥遊書房、2020年。
金澤淳子『エミリ・ディキンスンの南北戦争』音羽書房鶴見書店、2021年。
上遠恵子監修『13歳からのレイチェル・カーソン』レイチェル・カーソン日本協会編、かもがわ出版、
 2021年。
伊藤詔子編・訳・著『【新編エドガー・アラン・ポー評論集】 ゴッサムの街と人々 他』小鳥遊書房、
 2020年。
佐久間みかよ『個から群衆へ―アメリカ国民文学の鼓動』春風社、2020年。
小倉いずみ『トマス・フッカーとコネチカット』金星堂、2020年。

2021年06月01日

『ヘンリー・ソロー研究論集』第46号(2021)

※ 第46号 (2021年3月1日発行) 目次
論  文
 ◇Cape Cod――ソローがコッド岬の住民にそそぐ眼差し          西 田  梨 紗
 ◇『ヴィシュヌ・シャルマのヒトーパデーシャ』

 (『ピルパイの動物寓話』)――自然を表現する文学             土 井 由 未 子
シンポジウム 「ソロー、壁、公園、テクノロジー」
 ◇テクノロジーとフロンティア―― “Walking” の沼             元  山  千 歳
 ◇ “Walking” に読むソローの反帝国主義                  竹 内 美 佳 子
 ◇ “Walking” に「公園 (parks)」はあるのか?
   ――ソローの想像力における “the wild vs.the tamed”           松 永  京 子
 ◇ “Walking” から未踏の地へ踏み出す                      松 島  欣 哉
講  演
 ◇「自然」から「環境」へ――ワーズワスのエコロジー的展開        小 口 一 郎
           *     *     *
 書  評
 ◇佐藤光重『「ウォールデン」入門講義』                 山 口 敬 雄
 ◇下河辺美知子監修、日比野啓、舌津智之、
 ◇巽孝之編著『アメリカン・マインドの音声――文学・外傷・身体』     竹 内 勝 徳
 ◇高橋綾子著『ゲーリー・スナイダーを読む――場所・神話・生態』     上 岡 克 己
 ◇巽孝之著『パラノイドの帝国――アメリカ文学精神史講義』        高 橋   勤
 ◇テリー・テンペスト・ウィリアムス著『大地の時間 アメリカの国立公園、わが心の地形図』
  (伊藤詔子、岩政伸治、佐藤光重訳)                     小 倉 いずみ
 ◇吉増剛造、フォレスト・ガンダー、堀内正規著『裸のcommonを横切って――エマソンへの
  日米の詩人の応答』                          藤 田 佳 子
 ◇伊藤詔子、一谷智子、松永京子編著『トランスパシフィク・エコクリティシズム
  ――物語る海、響き合う言葉』                     熊  本 早 苗
 ◇吉川朗子、川津雅江編著『トランスアトランティック・エコロジー――ロマン主義を語り直す』 
                                     古 屋 耕 平
 随  想
 ◇ソローの問いかけとその回答                      小 野 和 人

2021年03月01日

Masaki Horiuchi ed. Thoreau in the 21st Century: Perspectives from Japan. Kinseido (金星堂) 2017

概要

ソロー生誕200周年を記念して、日本ソロー学会が企画した英文論集。ソロー(及びエマソン、ホーソーン、ディキンスンら19世紀のアメリカ文学の作家・詩人たち)が、21世紀の現代世界において、今なおいかにアクチュアルな問題を提起しているか、19名の研究者が新たな視点で考察する。日本に生きる者としての視点も交えて、文学研究の成果を発信する刺激的な書。

目次

Introduction Masaki Horiuchi

Part I Political Perspectives

"Civil Desobedience" in the Nuclear Age: Thoreau and Solnit's "journey into the Hidden Wars of the American West" Shoko Itoh

Water Vein of Useful Ignorance: Henry David Thoreau's Anti-Intellectualism Takao Yamaguchi

The Maine Woods: Wat Thoreau Learned abotu the Penobscot People Namie Ozawa

Native American Representations in the Works of Thoreau and Irving Mika Takiguchi

Dickinson, Thoreau, and John Brown: The Voice of the Voiceless Junko Kanazawa

Anne Waldman and Thoreau's Civil Disobedience Ayako Takahashi

Emerson's Circles and Publishing: Character and Print Culture in Nineteenth-Century American National Literature Mikayo Sakuma

Modernity of Louise May Alcott's Unpublished Manuscript "Pogram's Lay-vice" Asako Motooka


Part II Philosophical Perspetives

Throeau's Walden and the Evolution of Resistance Mikako Takeuchi

Throeau's Ontology of "We": Friendship in A Week on the Concord and Merrimack Rivers Maki Sadahiro

Thoreau's Expression of Heaven on the Universe in Walden Kazuto Ono

Threau's Views on Growth in Relation to Flora: With Comparative Reference to Kumagusu Minakata Michiko Ono

"Silence Was Audible": Vews on Music in the Works of Dwight, Throeau and The Blithedale Romance Fumiko Takeno

Emerson and Thoreau as Writers in Hawthorne's Autobiographical Sketch, "The Old Manse" Atsuko Oda

Paradoxical Truth in Emerson and Throeau Izumi Ogura

Thoreau and Muir: A Glance at te Shifting American Sense of Nature Yoshiko Fujita

Ralph Waldo Emerson and Daisetsu Suzuki: A Comparative Investigation on their Views of Nature, Mind, and Language Yoshio Takanashi

Uses of the Early Emerson in the Present Age Masaki Horiuchi

2017年10月31日

【学会情報】SES-J 第33回大会 (高橋勤先生特別講演)

SES-J (エコクリティシズム研究学会) 第 33 回大会プログラム

詳細は、こちらをクリックしてください。
 日時:2021 年 8 月 14 日(土)10 時 00 分~17 時 10 分
 場所:オンライン開催 (Zoom ミーティング形式)
 参加自由 (資料代 500円)


研究発表
 林 千恵子、小杉 世

ワークショップ
「Blue Humanities――Wild Blue Media(2020)を読む」
 菅井 大地、浅井 千晶、伊藤 詔子

シンポジアム 
「『トランスパシフィック・エコクリティシズム』再考」
 一谷 智子、牧野 理英、湊 圭史、芳賀 浩一

特別講演
 高橋 勤 「自然保護という思想――ソローからジョン・ミューアへ」

2021年07月14日

※会費納入のお願い

令和3年(2021年)度 日本ソロー学会事務局
令和3年7月28日

会費納入のお願い

拝啓
 時下、ますます御健勝のこととお慶び申し上げます。
会長の勤務先変更により、事務局が成城大学から慶應義塾大学に移りました。新事務局の住所は以下の通りです。
     〒108-8345 東京都港区三田2-15-45 
慶應義塾大学文学部 佐藤光重研究室
日本ソロー学会事務局
年会費はこれまで通り、正会員5,000円、学生会員2,000円、シニア会員3,000円(対象は66歳以上、事務局に申請、役員会にて承認された会員、ただし役員、専任職がある者は除く)になります。同封の振込書に必要事項を記載してお振り込みください。振込には手数料がかかります。
事務局の住所は変更になりましたが、振込用の口座番号は昨年度と同じです。今年度分を納付済みの方の場合、振込書に納入済みであることを示すハンコを押してありますので、その場合、さらなる会費の納付は不要です。ただし、すでに振り込まれた方で納入済みではない振込書が同封されていた場合にはお手数ですが、会長宛にメールか電話でご連絡ください。納入状況は2020年度より事務局が随時ネットで確認できるようになっておりますので、すぐに照合いたします。
敬具

照会先
日本ソロー学会
会長 佐藤光重
mitsu043アットkeio.jp 
(アットは@に置き換える)


日本ソロー学会事務局
令和3年7月28日

報告事項

前略
 今年度もコロナウィルス感染症の影響により通常とは異なる対応を続けております。さる五月の役員会もオンラインで開催し、全国大会、会誌の作成等について審議を行いました。
 全国大会に関しましては、日本アメリカ文学会の全国大会がオンライン開催となったことを受けて、日本ソロー学会の大会も昨年度に延期したプログラムに基づき10月1日(金)、オンライン開催(zoomを提供する開催校は慶應義塾大学)といたします。
 これまで、岩政伸治先生に学会のブログを企画、運営していただいておりましたが、このたび塩田弘副会長のご尽力により学会のホームページが開設されました。サイトのURLは次の通りです。郵送のご連絡に加え、今後は学会からの連絡、案内について適宜、本サイトをご参照ください。
          https://thoreaujapan.org
 次回大会にオンラインで参加するには、本サイトからの事前登録が必要となります。学会サイトの「大会」欄から登録フォームにアクセスしてください。後日、いただいたアドレスに大会用zoomのリンクをお届けします。本学会員の人数枠は優先して空けておきますが、早めの登録をお願いいたします。大会プログラムも本サイトに掲載しております。
前回の大会が延期になったことに伴い、会誌47号はオンライン・ジャーナルとし、投稿論文2本を学会サイトに掲載する予定です。次次号は47号・48号合併号として2022年度に出版する予定です。投稿は例年通り受け付けております。
 
 いまだ困難な状況ではありますが、役員の先生方を始め会員の皆様のご理解とご協力をいただき深く感謝いたします。ホームページ開設、オンラインでの大会開催など本大会では新たな取り組みによって皆さんの研究成果を発表し共有する場を提供したい所存です。
草々
日本ソロー学会会長
佐藤光重


2021年07月23日

【新刊情報】毛利律子『ソロー流究極のシンプルライフ』

出版社 ‏ : ‎ 文芸社
発売日 ‏ : ‎ 2021/7/1
単行本 ‏ : ‎ 184ページ
ISBN-10 ‏ : ‎ 4286227766
ISBN-13 ‏ : ‎ 978-4286227764
価格 : 1,430円
内容 :  およそ160年前にマサチューセッツ州のコンコードの若き哲人、ヘンリー・ディビッド・ソローといった。彼は『ウォールデン-森の生活』という文学的思想書を残したが、超絶主義の哲学者、詩人、環境科学者でもあった。生活をできるだけ簡素にすると人間はもっと賢く幸せに生きられるのではないか。それを実践して証明し、世の中の人々に知らせたい――ソローの生き方を解説した一冊。
---Amazonより引用

2021年09月10日

【新刊情報】高橋勤『野生の文法ーソロー、ミューア、スナイダー』

タイトル: 『野生の文法(グラマー)ーーソロー、ミューア、スナイダー』
著者: 高橋 勤  著

209ページ+index
価格: \4,620(税込)
発行年月: 2021年10月
九州大学出版会

 

はしがき

凡例

第一章 野生の系譜学

 一 「ウォーキング」の成立過程
  言葉の再定義/思想の形成
 二 思想の水脈
  「プロト・ウォーキング」/ニューヨーク体験/ハーヴァード・エッセイ
 三 影響の不安
  エマソンの亜流/身体という「果実」
 四 野生論の意義
  病の思想/リメディアルな作用

第二章 野生児の帝国 ──「ウォーキング」再読

 一 オオカミ少年少女
  野生の寓話/文化のピラミッド/三つの側面
 二 アメリカ文化論
  詩人のペルソナ/「明白な天命」/ミシシッピのパノラマ
 三 黄褐色の文法
  反知性主義/実践思想
 四 文学における野生
  自然を表現する文学

第三章 背後の自然 ──『ウォールデン』

 一 ウォールデンの森に木はあるのか
  オルコットの絵/風景の記述
 二 とはなにか
  野生論への傾斜/フロンティアの意味合い
 三 『ウォールデン』における野生願望
  野生化する家具
 四 セルフ・カルチャーの再定義
  根をもつということ/アンタイオスの寓話
 五 文化のプロセス
  文字から音へ/ふたつの方向性

第四章 詩人としての先住民 ──『コンコード川とメリマック川の一週間』

 一 野外の文学
  「青天井」的性質/庭のイメージ
 二 「野生」の同義語
  思想化のプロセス/ワイルドの同義語
 三 先住民をめぐる想像力
  ビラリカ幻想/「アメリカのマンチェスター」/インディアン捕囚記/頭皮狩りの詩学
 四 古典文学論
  文学における先住民性/「ホメロス、オシアン、チョーサー」

第五章 神話の森へ ──『メインの森』

 一 作品の亀裂
  野生のフィクション/「クタードン」の孤立性
 二 モック・ヒロイックな体験談
  失望と幻滅/叙事詩的想像力/ローウェルの検閲
 三 野生の言語
  ペノブスコットの語彙リスト/先住民のヴァナキュラー/詩人の言葉
 四 先住民の森へ
  はじめての燐光/神話的な心性

第六章 牧神の死

 一 森の神
  「ソローのフルート」/「森の住人」
 二 エマソンの弔辞
  「コケモモ摘みの隊長」/不仲説
 三 書き換えられた日記
  エマソンの編集癖/カエルと人間
 四 文化の「土臭さ」
  「目の独裁」/文体の特質

第七章 ウィルダネスという聖地──ジョン・ミューア

 一 カリフォルニアのエマソン
  出会いと別れ/エマソンの手紙
 二 ソローの影響
  コンコード詣/ふたりの女性/自伝の構成/自然観察
 三 自然保護という思想
  「野生の殉教者」/思想の接近/レクレーションの論理
 四 告発のレトリック
  レッドウッドの原生林/破壊の言説

第八章 熊と結婚した女──ゲーリー・スナイダー

 一 異種混交の寓話
  物語のあらすじ/神話の類似性
 二 スナイダーの解釈
  深層エコロジー/「思考の吝嗇」
 三 「ウォーキング」から『野生の実践』へ
  ソローの影響/異種なる母性/夢をさまようボブキャット
 四 自然と暮らしの文法
  イヌピアク復興運動/自然の本/「言語のエコロジー」

最終章 野生の文化論 ──「インディアン・ノートブックス」

 一 名前の由来
  「おきなぐさ」/「具体の科学」/神話の意味
 二 「インディアン・ノートブックス」
  フレックの編集/北米の神話/「人類学者ソロー」
 三 象徴としての言語
  自然を表現する文学
 四 栽培文化のリスク
  文化の多様性/トーテミズムの意味合い

 主要参考文献
 あとがき
 索引

2021年10月08日

【特別講演動画】「時をかけるソロー ーヨセミテ、熊野、八ヶ岳」

特別講演につき、動画が公開されました。
演題とリンクは以下の通りです。

2021年10月1日 日本ソロー学会 2021年度全国大会
「時をかけるソロー ーヨセミテ、熊野、八ヶ岳」
講演 巽 孝之(慶應義塾大学名誉教授)
司会 佐藤 光重(日本ソロー学会会長)

https://www.youtube.com/watch?v=7KSYk9iNh1k

上記アドレスをクリックしてください。

 

2021年11月23日