H.G. O ブレーク編『ソロー日記ー春』『夏』『秋』『冬』の「四季四冊本」(彩流社、2013-18年)の翻訳に続く、山口晃氏の新しいプロジェクトです。以下、「版元ドットコム」より---
24年間のあいだに書かれた200万語からなる日記は、なぜ文学作品と呼べるのか──。研究者の間で「森の生活」以上の重要作とされ、作者が自身で選んだ日記という表現形態のすべてを邦訳。全12巻で刊行予定。
H.G. O ブレーク編『ソロー日記ー春』『夏』『秋』『冬』の「四季四冊本」(彩流社、2013-18年)の翻訳に続く、山口晃氏の新しいプロジェクトです。以下、「版元ドットコム」より---
24年間のあいだに書かれた200万語からなる日記は、なぜ文学作品と呼べるのか──。研究者の間で「森の生活」以上の重要作とされ、作者が自身で選んだ日記という表現形態のすべてを邦訳。全12巻で刊行予定。
ドイツ人音楽家、Jochen Tiberius Koch (ヨッヘン・ティベリウス・コッホ) の1stフルアルバム がSchole Records
よりリリースされます。
今作はアメリカの作家・思想家であるHenry David Thoreauによる回想録「Walden-森の生活」からインスピレーションを受けて制作されました。「Walden-森の生活」はHenryが体験した2年余りの森の暮らしを一年に凝縮して書いたものであり、Henryはそこで出会った自然を生き生きと描き、一方で痛烈な文明社会批判を述べて生きることの真髄を説いています。
「the bean-field」では映画監督であり俳優、そしてナレーターとして活躍したDieter Bellmannによる朗読が印象的です。ヨッヘンは
Dieterのことを『彼の声は暗くて儚く、「Walden」を語ってもらうには完璧である。』と述べていますが、その厳かで重厚な声が作品の中へ私たちを誘います。「the
ponds」ではピアノのアルペジオとWilly Sonの澄んだ歌声による見事な調和がウォールデン池に響き渡ります。「brute neighbors」はManfred
Kroogの囁くような言葉と共に、弦楽器の重なりが秋を感じさせる哀愁を漂わせます。そして最後の曲となる「spring」ではFraulein Lauraの天から降り注ぐような歌声が、森に暖かい春の兆しを感じさせます。アルバムを通して季節の移り変わりが織り成す自然美を、ウォールデン池のほとりに想いを馳せながら、自然と渾然一体となる幸福感をきっと感じることができるでしょう。
アーティストについて
Jochen Tiberius Koch 1983年生まれ、 ドイツ・ライプツィヒ 出身。
作曲家であり、音の愛好者。ありとあらゆる周波数に興味を持ち、色々な手段で音楽を奏でる。
彼の音楽には、困惑と調和が混同し、心地よい哀愁を含んでいる。
竹内理矢、山本洋平編著『深まりゆくアメリカ文学ー源流と展開』 (シリーズ・世界の文学をひらく 3)
ミネルヴァ書房、 2021年4月
https://www.minervashobo.co.jp/book/b557650.html
---以下、ミネルヴァ書房ホームページより
矛盾と葛藤が遍在するアメリカになぜ〈文学〉は生まれ、どのように紡がれてきたのだろうか。アメリカ文学をその源流から説き起こし、歴史/文化とともに展開していく世界を紹介し、その世界の深さと広がりを詳しく学べるよう、作家・作品研究とテーマ研究も提示する。本書を通じて読者が「アメリカ」とその内実に迫り、自らの生を照り返しながら、一冊でも多くの作品を味読してほしい。学部生、大学院生、一般読者を対象に、新たな文学史、新たな文学研究への視角をひらく刺激的なガイドブック。
[ここがポイント]
◎ アメリカ文学史の流れを歴史と文化の形成や発展のなかで説明
◎ 「作家紹介」「作品紹介」「引用」「邦訳」「解釈」「問い」の構成で55作品を見開き2ページで解説
◎ 作品の人物関係図を巻末に収録
◎ 図版を豊富に掲載し、ビジュアルでも楽しめる
巽孝之先生の特別講演「作家生命論の起源―アメリカ文学思想史の視点から」が下記の日程で行われます。
日時:2021年4月10日(土)午後2時より
日本アメリカ文学会東京支部4月例会
*オンライン開催(zoom、事前申し込み制)
詳細は下記URLをご覧下さい。
日本アメリカ文学会東京支部4月特別講演のお知らせ
http://www.tokyo-als.org/2021/03/2021april_meeting/
参加無料、事前申込制です。会員以外の方の参加も歓迎いたします。
申し込み方法はこちらです。
www.tokyo-als.org/2021/03/2021april_online/
新事務局の所在地は以下の通りです。e-mailアドレスは昨年度と変更ありません。
〒108-8345
東京都港区三田2-15-45 慶應義塾大学文学部 佐藤光重研究室
e-mail: mitsu [at] minuet.plala.or.jp ※送信時は[at]を@にかえてください。
上遠恵子監修、レイチェル・カーソン日本協会編『13歳からのレイチェル・カーソン』かもがわ出版、2021年 の情報です。
日本ソロー学会第14代会長 上岡克己先生が、第1章と第2章を執筆されています。
目次
はじめに
第1章 若き日のカーソン(時代と生涯Ⅰ)
第2章 カーソンの活躍(時代と生涯Ⅱ)
第3章 『沈黙の春』が訴えたこと
第4章 『センス・オブ・ワンダー』に託した思い
第5章 文学者としての魅力
第6章 科学者としての強さ
第7章 未来のためにできること
おわりに
コラム カーソンの言葉ⅠからⅦまで
http://www.kamogawa.co.jp/kensaku/syoseki/sa/1161.html
広瀬佳司、伊達雅彦編『ジューイッシュ・コミュニティー ユダヤ系文学の源泉と空間』彩流社、2020年
(佐川和茂氏の論文所収。)
佐川和茂『文学で読むピーター・ドラッカー』大阪教育図書、2021年。
堀内正規『『白鯨』探求』――メルヴィルの〈運命〉』小鳥遊書房、2020年。
新倉俊一編『私の好きなエミリ・ディキンスンの詩2』金星堂、2020年。
(江田孝臣、金澤淳子、平松史子氏のエッセイ所収)
下河辺美知子編著『マニフェスト・デスティニーの時空間――環大陸的視座から見るアメリカの変容』
小鳥遊書房、2020年。(佐久間みかよ、貞廣真紀、白川恵子氏の論文所収)
竹内勝徳『メルヴィル文学における〈演技する主体〉』小鳥遊書房、2020年。
金澤淳子『エミリ・ディキンスンの南北戦争』音羽書房鶴見書店、2021年。
上遠恵子監修『13歳からのレイチェル・カーソン』レイチェル・カーソン日本協会編、かもがわ出版、
2021年。
伊藤詔子編・訳・著『【新編エドガー・アラン・ポー評論集】 ゴッサムの街と人々 他』小鳥遊書房、
2020年。
佐久間みかよ『個から群衆へ―アメリカ国民文学の鼓動』春風社、2020年。
小倉いずみ『トマス・フッカーとコネチカット』金星堂、2020年。
※ 第46号 (2021年3月1日発行) 目次
論 文
◇Cape Cod――ソローがコッド岬の住民にそそぐ眼差し 西 田 梨 紗
◇『ヴィシュヌ・シャルマのヒトーパデーシャ』
(『ピルパイの動物寓話』)――自然を表現する文学 土 井 由 未 子
シンポジウム 「ソロー、壁、公園、テクノロジー」
◇テクノロジーとフロンティア―― “Walking” の沼 元 山 千 歳
◇ “Walking” に読むソローの反帝国主義 竹 内 美 佳 子
◇ “Walking” に「公園 (parks)」はあるのか?
――ソローの想像力における “the wild vs.the tamed” 松 永 京 子
◇ “Walking” から未踏の地へ踏み出す 松 島 欣 哉
講 演
◇「自然」から「環境」へ――ワーズワスのエコロジー的展開 小 口 一 郎
* * *
書 評
◇佐藤光重『「ウォールデン」入門講義』 山 口 敬 雄
◇下河辺美知子監修、日比野啓、舌津智之、
◇巽孝之編著『アメリカン・マインドの音声――文学・外傷・身体』 竹 内 勝 徳
◇高橋綾子著『ゲーリー・スナイダーを読む――場所・神話・生態』 上 岡 克 己
◇巽孝之著『パラノイドの帝国――アメリカ文学精神史講義』 高 橋 勤
◇テリー・テンペスト・ウィリアムス著『大地の時間 アメリカの国立公園、わが心の地形図』
(伊藤詔子、岩政伸治、佐藤光重訳) 小 倉 いずみ
◇吉増剛造、フォレスト・ガンダー、堀内正規著『裸のcommonを横切って――エマソンへの
日米の詩人の応答』 藤 田 佳 子
◇伊藤詔子、一谷智子、松永京子編著『トランスパシフィク・エコクリティシズム
――物語る海、響き合う言葉』 熊 本 早 苗
◇吉川朗子、川津雅江編著『トランスアトランティック・エコロジー――ロマン主義を語り直す』
古 屋 耕 平
随 想
◇ソローの問いかけとその回答 小 野 和 人
概要
ソロー生誕200周年を記念して、日本ソロー学会が企画した英文論集。ソロー(及びエマソン、ホーソーン、ディキンスンら19世紀のアメリカ文学の作家・詩人たち)が、21世紀の現代世界において、今なおいかにアクチュアルな問題を提起しているか、19名の研究者が新たな視点で考察する。日本に生きる者としての視点も交えて、文学研究の成果を発信する刺激的な書。
目次
Introduction Masaki Horiuchi
Part I Political Perspectives
"Civil Desobedience" in the Nuclear Age: Thoreau and Solnit's
"journey into the Hidden Wars of the American West" Shoko Itoh
Water Vein of Useful Ignorance: Henry David Thoreau's Anti-Intellectualism
Takao Yamaguchi
The Maine Woods: Wat Thoreau Learned abotu the Penobscot People Namie Ozawa
Native American Representations in the Works of Thoreau and Irving Mika
Takiguchi
Dickinson, Thoreau, and John Brown: The Voice of the Voiceless Junko Kanazawa
Anne Waldman and Thoreau's Civil Disobedience Ayako Takahashi
Emerson's Circles and Publishing: Character and Print Culture in Nineteenth-Century
American National Literature Mikayo Sakuma
Modernity of Louise May Alcott's Unpublished Manuscript "Pogram's
Lay-vice" Asako Motooka
Part II Philosophical Perspetives
Throeau's Walden and the Evolution of Resistance Mikako Takeuchi
Throeau's Ontology of "We": Friendship in A Week on the Concord
and Merrimack Rivers Maki Sadahiro
Thoreau's Expression of Heaven on the Universe in Walden Kazuto Ono
Threau's Views on Growth in Relation to Flora: With Comparative Reference
to Kumagusu Minakata Michiko Ono
"Silence Was Audible": Vews on Music in the Works of Dwight,
Throeau and The Blithedale Romance Fumiko Takeno
Emerson and Thoreau as Writers in Hawthorne's Autobiographical Sketch,
"The Old Manse" Atsuko Oda
Paradoxical Truth in Emerson and Throeau Izumi Ogura
Thoreau and Muir: A Glance at te Shifting American Sense of Nature Yoshiko
Fujita
Ralph Waldo Emerson and Daisetsu Suzuki: A Comparative Investigation on
their Views of Nature, Mind, and Language Yoshio Takanashi
Uses of the Early Emerson in the Present Age Masaki Horiuchi
The Thoreau Society Annual Gathering July 7-11, 2021.
Thoreau and Diversity: People, Principles, and Politics
with Keynote Speaker Dr. Ibram X. Kendi
アメリカのソロー学会の第80回目の年次大会はオンラインとなり、
日本からは、岩政伸治先生、佐藤光重先生が発表されます。
https://pheedloop.com/AG21/site/home/
SES-J (エコクリティシズム研究学会) 第 33 回大会プログラム
詳細は、こちらをクリックしてください。
日時:2021 年 8 月 14 日(土)10 時 00 分~17 時 10 分
場所:オンライン開催 (Zoom ミーティング形式)
参加自由 (資料代 500円)
研究発表
林 千恵子、小杉 世
ワークショップ
「Blue Humanities――Wild Blue Media(2020)を読む」
菅井 大地、浅井 千晶、伊藤 詔子
シンポジアム
「『トランスパシフィック・エコクリティシズム』再考」
一谷 智子、牧野 理英、湊 圭史、芳賀 浩一
特別講演
高橋 勤 「自然保護という思想――ソローからジョン・ミューアへ」
令和3年(2021年)度 日本ソロー学会事務局
令和3年7月28日
会費納入のお願い
拝啓
時下、ますます御健勝のこととお慶び申し上げます。
会長の勤務先変更により、事務局が成城大学から慶應義塾大学に移りました。新事務局の住所は以下の通りです。
〒108-8345 東京都港区三田2-15-45
慶應義塾大学文学部 佐藤光重研究室
日本ソロー学会事務局
年会費はこれまで通り、正会員5,000円、学生会員2,000円、シニア会員3,000円(対象は66歳以上、事務局に申請、役員会にて承認された会員、ただし役員、専任職がある者は除く)になります。同封の振込書に必要事項を記載してお振り込みください。振込には手数料がかかります。
事務局の住所は変更になりましたが、振込用の口座番号は昨年度と同じです。今年度分を納付済みの方の場合、振込書に納入済みであることを示すハンコを押してありますので、その場合、さらなる会費の納付は不要です。ただし、すでに振り込まれた方で納入済みではない振込書が同封されていた場合にはお手数ですが、会長宛にメールか電話でご連絡ください。納入状況は2020年度より事務局が随時ネットで確認できるようになっておりますので、すぐに照合いたします。
敬具
照会先
日本ソロー学会
会長 佐藤光重
mitsu043アットkeio.jp
(アットは@に置き換える)
日本ソロー学会事務局
令和3年7月28日
報告事項
前略
今年度もコロナウィルス感染症の影響により通常とは異なる対応を続けております。さる五月の役員会もオンラインで開催し、全国大会、会誌の作成等について審議を行いました。
全国大会に関しましては、日本アメリカ文学会の全国大会がオンライン開催となったことを受けて、日本ソロー学会の大会も昨年度に延期したプログラムに基づき10月1日(金)、オンライン開催(zoomを提供する開催校は慶應義塾大学)といたします。
これまで、岩政伸治先生に学会のブログを企画、運営していただいておりましたが、このたび塩田弘副会長のご尽力により学会のホームページが開設されました。サイトのURLは次の通りです。郵送のご連絡に加え、今後は学会からの連絡、案内について適宜、本サイトをご参照ください。
https://thoreaujapan.org
次回大会にオンラインで参加するには、本サイトからの事前登録が必要となります。学会サイトの「大会」欄から登録フォームにアクセスしてください。後日、いただいたアドレスに大会用zoomのリンクをお届けします。本学会員の人数枠は優先して空けておきますが、早めの登録をお願いいたします。大会プログラムも本サイトに掲載しております。
前回の大会が延期になったことに伴い、会誌47号はオンライン・ジャーナルとし、投稿論文2本を学会サイトに掲載する予定です。次次号は47号・48号合併号として2022年度に出版する予定です。投稿は例年通り受け付けております。
いまだ困難な状況ではありますが、役員の先生方を始め会員の皆様のご理解とご協力をいただき深く感謝いたします。ホームページ開設、オンラインでの大会開催など本大会では新たな取り組みによって皆さんの研究成果を発表し共有する場を提供したい所存です。
草々
日本ソロー学会会長
佐藤光重
日本ポー学会 第12回年次大会・第14回総会
日時:2021年9月11日(土)
会場:Zoomミーティングを使用してのオンライン開催
出版社 : 文芸社
発売日 : 2021/7/1
単行本 : 184ページ
ISBN-10 : 4286227766
ISBN-13 : 978-4286227764
価格 : 1,430円
内容 : およそ160年前にマサチューセッツ州のコンコードの若き哲人、ヘンリー・ディビッド・ソローといった。彼は『ウォールデン-森の生活』という文学的思想書を残したが、超絶主義の哲学者、詩人、環境科学者でもあった。生活をできるだけ簡素にすると人間はもっと賢く幸せに生きられるのではないか。それを実践して証明し、世の中の人々に知らせたい――ソローの生き方を解説した一冊。
---Amazonより引用
※ 『ヘンリー・ソロー研究論集』オンライン版 最新号 (第47号) 2021年10月
第47号(Web版)については、ホームページ上で閲覧可能なオンラインジャーナルとして
一旦公開し、冊子体は合併号(47号、48号)として、2022年度中に刊行予定です。
タイトル: 『野生の文法(グラマー)ーーソロー、ミューア、スナイダー』
著者: 高橋 勤 著
209ページ+index
価格: \4,620(税込)
発行年月: 2021年10月
九州大学出版会
はしがき
凡例
第一章 野生の系譜学
一 「ウォーキング」の成立過程
言葉の再定義/思想の形成
二 思想の水脈
「プロト・ウォーキング」/ニューヨーク体験/ハーヴァード・エッセイ
三 影響の不安
エマソンの亜流/身体という「果実」
四 野生論の意義
病の思想/リメディアルな作用
第二章 野生児の帝国 ──「ウォーキング」再読
一 オオカミ少年少女
野生の寓話/文化のピラミッド/三つの側面
二 アメリカ文化論
詩人のペルソナ/「明白な天命」/ミシシッピのパノラマ
三 黄褐色の文法
反知性主義/実践思想
四 文学における野生
自然を表現する文学
第三章 背後の自然 ──『ウォールデン』
一 ウォールデンの森に木はあるのか
オルコットの絵/風景の記述
二 とはなにか
野生論への傾斜/フロンティアの意味合い
三 『ウォールデン』における野生願望
野生化する家具
四 セルフ・カルチャーの再定義
根をもつということ/アンタイオスの寓話
五 文化のプロセス
文字から音へ/ふたつの方向性
第四章 詩人としての先住民 ──『コンコード川とメリマック川の一週間』
一 野外の文学
「青天井」的性質/庭のイメージ
二 「野生」の同義語
思想化のプロセス/ワイルドの同義語
三 先住民をめぐる想像力
ビラリカ幻想/「アメリカのマンチェスター」/インディアン捕囚記/頭皮狩りの詩学
四 古典文学論
文学における先住民性/「ホメロス、オシアン、チョーサー」
第五章 神話の森へ ──『メインの森』
一 作品の亀裂
野生のフィクション/「クタードン」の孤立性
二 モック・ヒロイックな体験談
失望と幻滅/叙事詩的想像力/ローウェルの検閲
三 野生の言語
ペノブスコットの語彙リスト/先住民のヴァナキュラー/詩人の言葉
四 先住民の森へ
はじめての燐光/神話的な心性
第六章 牧神の死
一 森の神
「ソローのフルート」/「森の住人」
二 エマソンの弔辞
「コケモモ摘みの隊長」/不仲説
三 書き換えられた日記
エマソンの編集癖/カエルと人間
四 文化の「土臭さ」
「目の独裁」/文体の特質
第七章 ウィルダネスという聖地──ジョン・ミューア
一 カリフォルニアのエマソン
出会いと別れ/エマソンの手紙
二 ソローの影響
コンコード詣/ふたりの女性/自伝の構成/自然観察
三 自然保護という思想
「野生の殉教者」/思想の接近/レクレーションの論理
四 告発のレトリック
レッドウッドの原生林/破壊の言説
第八章 熊と結婚した女──ゲーリー・スナイダー
一 異種混交の寓話
物語のあらすじ/神話の類似性
二 スナイダーの解釈
深層エコロジー/「思考の吝嗇」
三 「ウォーキング」から『野生の実践』へ
ソローの影響/異種なる母性/夢をさまようボブキャット
四 自然と暮らしの文法
イヌピアク復興運動/自然の本/「言語のエコロジー」
最終章 野生の文化論 ──「インディアン・ノートブックス」
一 名前の由来
「おきなぐさ」/「具体の科学」/神話の意味
二 「インディアン・ノートブックス」
フレックの編集/北米の神話/「人類学者ソロー」
三 象徴としての言語
自然を表現する文学
四 栽培文化のリスク
文化の多様性/トーテミズムの意味合い
主要参考文献
あとがき
索引
特別講演につき、動画が公開されました。
演題とリンクは以下の通りです。
2021年10月1日 日本ソロー学会 2021年度全国大会
「時をかけるソロー ーヨセミテ、熊野、八ヶ岳」
講演 巽 孝之(慶應義塾大学名誉教授)
司会 佐藤 光重(日本ソロー学会会長)
https://www.youtube.com/watch?v=7KSYk9iNh1k
上記アドレスをクリックしてください。
来る令和4年5月20日(金)・21日(土)に、第40回日本ナサニエル・ホーソーン協会全国大会がZoomにて開催されます。詳しくは学会ウェブサイトをご覧ください。
http://nhs-j.org/nhs/
元会長、伊藤詔子先生が、著名なソロー学者、Walter Harding氏の名前を冠した
アメリカのソロー学会の賞、Walter Harding Distinguished Achievement Award
を受賞されましたことお知らせいたします。
追記: Concord での年次大会(7月9日)の授賞式で贈呈された表彰楯をアップしました。
(New: 10月20日追記) Thoreau Society Bulletin, Number 318 (Summer 2022)にて、伊藤先生の受賞理由と、
同時に受賞された以下の方々についての説明があります。
PDF※こちらをクリックしてください。
Walter Harding Distinguished Achievement Award
Shoko Itoh
Megan Marshall
Francois Specq
Walter Harding Distinguished Service Award
D.B.Johnson
Thoreau Society Medal
Lawrence Buell
Rebecca Solnit
Thoreau Society Nature Writing Award
Jane Goodall
この度、アメリカ文学会の年次大会にて斎藤眞賞の受賞式があり、ソロー学会員である、冨塚亮平先生が受賞されました。 第七回 斎藤眞賞受賞 授賞式2022年6月4日(アメリカ学会年次大会)
受賞論文
冨塚亮平「「客間」と「書斎」ー— 空間表象に見るエマソンの家政学」
『アメリカ研究』2020年、54巻、pp. 187-207.
日本ポー学会より、2022年度年次大会のお知らせがありました。
日時: 2022年9月17日(土)
会場: Zoomミーティングを使用してのオンライン開催
参加のためには事前登録が必要で、非会員の参加費は、500円です。
プログラムと参加申し込みは、ホームページをご覧ください
https://www.poejapan.org/
前会長、高橋勤先生の講演会情報です。Zoomでの参加費無料、事前登録が必要です。
2022年度第2回科研研究会
自然の癒しの可能性ー破壊のあとに *2023 年 3 月 18 日(土)13:00~16:00
開会の辞 (13:00~) 成田雅彦(専修大学教授)
研究報告(13:10~14:20)司会:金津和美(同志社大学教授)
①「人新世の夜明けのコールブルックデイル――アンナ・シーワードの環境詩」
川津雅江(名古屋経済大学名誉教授)
②「メアリー・シェリーの『最後の人』に希望はあるのか?
――アポカリプスとエコロジー」
植月惠一郎(日本大学研究員)
講演 (14:30~16:00) 司会:伊藤詔子(広島大学名誉教授)
「ソロー「野生のりんご」における風土と文化」
高橋勤(九州大学教授)
(講演 60 分+質疑応答 30 分)
主催:2021~2024 年度科学研究費補助金・基盤研究 (B)
「癒しと再生のロマン主義-グリーンケアをめぐる環大西洋エコロジーの展開と現代性」
(研究代表者:成田雅彦/研究課題・領域番号:21H00512)
https://sunrise-n.com/transatlantic_ecology/ ←クリックしてください
日時:2023 年 3 月 18 日(土)13 時~16 時
会場:専修大学神田キャンパス ゼミ 1012A (10 号館 12F)
一般の方の参加は ZOOM でお願いします。
参加申し込み締め切り:3 月 16 日(木)(申し込みはリンク先より事前登録してください。)
日本ジョン・スタインベック協会「オンライン研究学会」にて、堀内 正規先生の講演が開催されます。
■15時~ 「講演」講師:堀内 正規 氏(早稲田大学)「ウクライナ戦争時にスタインベックを読む」
-------------------------------------------------------------------
日本ジョン・スタインベック協会「オンライン研究学会」案内
http://steinbeckjapan.web.fc2.com/Welcome.html ←クリックしてください。
■2023年2月26日(日)14時~17時+α
■Zoomでの開催(会員外の方もご参加いただけます)
■14時~ 「研究発表」
中島 美智子 氏(米子工業高等専門学校)
「エネルギー問題への文学的アプローチ」
■15時~ 「講演」
講師:堀内 正規 氏(早稲田大学)
「ウクライナ戦争時にスタインベックを読む」
<講師の主要著書>
『エマソン 自己から世界へ』(南雲堂、2017)、『生きづらいこの世界で、アメリカ文学を読もう
カポーティ、ギンズバーグからメルヴィル、ディキンスンまで』(小鳥遊書房、2019)、『「白鯨」探求 メルヴィルの〈運命〉』(小鳥遊書房、2020)。
■事前登録制。会員外の方もご参加いただけます。
ご参加ご希望の方は、以下のフォームから申請をお願いいたします。
https://forms.gle/C33E52cYnZR1V4vRA ←クリックしてください。
2月23日までに申請された方には、2月25日までにZoomの参加情報をお伝えします。
伊藤 詔子、中野 博文、肥後本 芳男編著『アメリカ研究の現在地--危機と再生』
出版社 : 彩流社
発売日 : 2023/2/21
単行本(ソフトカバー) : 384ページ
ISBN-10 : 4779128781
ISBN-13 : 978-4779128783
Kindle版 (電子書籍)¥2,500 単行本(ソフトカバー)¥3,850
https://www.sairyusha.co.jp/book/b10026384.html
アメリカの文学・歴史・政治・社会分野研究者26人の論文とコラムを集成。
中四国アメリカ学会50周年記念出版!
目次
序 生まれかわるアメリカ──学問としての挑戦 …………中野博文
第Ⅰ部 アメリカ研究の原点と現在
第1章 二一世紀初頭の「建国の父祖ブーム」とアメリカ革命史研究の軌跡 …………肥後本芳男
第2章 アメリカ・ポピュリズム研究の「政治学」…………横山 良
第3章 一九世紀アメリカ文学における先住民・黒人の復讐劇 …………辻 祥子
コラムA アメリカにおける社会改革運動──禁酒運動の場合 …………岡本 勝
コラムB アファーマティブ・アクションと中国系アメリカ人 …………吉岡宏祐
第Ⅱ部 「アメリカの世紀」の誕生と衰退
第4章 長老派内の伝統に根ざす二つのアメリカ観── オバマとトランプのアメリカの起源 …………山本貴裕
第5章 使用されうる過去――二〇世紀のアメリカン・ルネサンス再考 …………城戸光世
第6章 アメリカと「ドイツ問題」 …………倉科一希
第7章 仕事とは何か──ビジネスの世紀を描くF・スコット・フィッツジェラルド …………上西哲雄
コラムC スティーブン・ソンドハイム――アメリカの世紀」を作ったアーティストの眼差し …………森 瑞樹
第Ⅲ部 トランスナショナルな核の遺産――文学、思想、環境
第8章 重なる風景、移植される悲劇――ナオミ・ヒラハラのマス・アライ・ミステリー・シリーズにおけるトラウマと帰属 …………マイケル・ゴーマン(松永京子訳)
第9章 水爆実験をめぐる一九五八年の訴訟――ライナス・ポーリングと日本の遠洋漁業者をつないだ反核思想 …………森口(土屋)由香
第10章 核廃棄物をめぐる(不)可視性とドキュメンタリー映画――『コンテインメント』と『ナバホ・ボーイの帰還』 …………松永京子
コラムD 米政府高官の核兵器観――フォールアウト(放射性降下物)を中心に …………高橋博子
コラムE ネバダ核実験場と文学 …………岸野英美
第Ⅳ部 ボーダーランズからアメリカを問う
第11章 北米先住民の米加ボーダーランズ――メディスン・ラインと一九世紀末~二〇世紀初頭の米加国境 …………岩﨑佳孝
第12章 「西部文学」から『エコトピア国の出現』へ――伝統と変革の「西部」…………塩田 弘
第13章 ルヴォワル『スチューデント・オブ・ヒストリー』に描かれる境界の諸相――階級、人種、ジェンダー …………渡邊真理香
第14章 意識化される境界線――オルコット『若草物語』の翻案より …………本岡亜沙子
コラムF 米墨国境地帯の文化とトランプ政権 …………水野敦子
コラムG 米墨国境――第三の空間としての国境地帯 …………佐藤夏樹
第Ⅴ部 ポスト・グローバル世界と超域アメリカ研究
第15章 南部連合にまつわる記念碑をめぐる問題――空間と景観の公平化に向けて …………田中久男
第16章 環境作家たちの「市民の不服従」――エコソーシャル・ヴィジョンの継承をめぐって …………伊藤詔子
第17章 海のリテラシーと二ューベッドフォードの捕鯨 …………田中きく代
コラムH ハリウッド映画とSF小説に登場する普通のボーイスカウト …………島 克也
コラムⅠ アメリカ文学と世界の映画 …………大地真介
あとがき …………伊藤詔子
D.W.ライト編、江田孝臣訳『36 New York Poets―ニューヨーク現代詩36人集』
出版社 : 思潮社
発売日 : 2022/8/30
言語 : 日本語
単行本(ソフトカバー) : 224ページ
ISBN-10 : 4783727902
ISBN-13 : 978-4783727903
寸法 : 18.8 x 12.8 x 1.5 cm
http://www.shichosha.co.jp/newrelease/item_2921.html
1920年代生まれから高校生まで、ニューヨークという都市を舞台に、さまざまなルーツ、階層の詩人たちが、ときに怒り、喜び、笑い、謳う。『アメリカ現代詩101人集』に続く、アメリカのいまを伝える現代詩アンソロジー。
佐川和茂『歌ひとすじに ー 日本の歌・ユダヤの歌』
単行本(ソフトカバー)
出版社 : 大阪教育図書
発売日 : 2022/1/27
言語 : 日本語
単行本(ソフトカバー) : 106ページ
ISBN-10 : 4271900168
ISBN-13 : 978-4271900160
寸法 : 18.2 x 12.8 x 2 cm
1,300円(+税)
https://www.osaka-kyoiku-tosho.net/books/1009/
本書では、日本の歌(歌謡曲、グループサウンズ、民謡)そしてユダヤの歌(クレズマー、イスラエルの歌、フォーク・ロック、古典音楽等)を論じている。本書で取り上げた歌は、いづれも筆者が何百回となく愛唱してきたものである。歌うことは、人にとって生涯学習の一環になるかもしれない。歌うことによって、自己を掘り下げ、新たなことを学んでゆく。たとえば、歌謡曲、グループサウンズ、民謡、そしてユダヤの歌を愛唱することは、生きがいにもなろう。また、歌を含めて、仕事以外に真剣な趣味を持つことは、難病患者などにとって、存続を支えるだろう。
さらに、歌を通して「精神の共同体」を築いてゆければ幸いである。本書は、透析患者として社会の片隅に生き、ユダヤ研究に打ち込み、歌をこよなく愛する者のささやかな記録である。
真田 満、倉橋 洋子、小田 敦子、伊藤 淑子編著
『19世紀アメリカ作家たちとエコノミー──国家・家庭・親密な圏域』
発行:彩流社
A5判 288ページ
定価 3,200円+税
ISBN978-4-7791-2868-4
出版年 2023年2月
紹介
資本主義経済下、「金銭問題」と向かいあう作家たち──「エコノミー」の視点から、19世紀アメリカ文学を解きほぐす。
……作品の商品価値と芸術性のバランス、出版と景気、経済的困窮、遺産相続……作家の「台所事情」は、どのように作品に反映されているのか?エマソン、ホーソーン、ポー、マーガレット・フラー、ソロー、ソジャーナ・トゥルース、ストウ、メルヴィル、トウェイン、ヘンリー・ジェイムズから読み解く。
目次
第I部 南北戦争前/経済編
エマソン経済圏としてのコンコード(小田敦子/三重大学名誉教授)
ホーソーンの「不滅の名声の夢」追求と経済的困窮との闘い
──ホレイショ・ブリッジの友情と援助(倉橋洋子/東海学園大学名誉教授)
成功者への道
──ポーの「実業家」にみるウォール・ストリート風のビジネス手法(池末陽子/龍谷大学准教授)
マーガレット・フラーのイタリアにおける経済的困難と「真実」探究
──「レイラ」からイタリアの革命へ(伊藤淑子/大正大学教授)
『ウォールデン』における冬の経済
──ソローと暮らしのエコノミー(高橋 勤/九州大学教授)
北部出身の元奴隷ソジャーナ・トゥルース
──自らを広告する黒人女性(野口啓子/津田塾大学教授)
第Ⅱ部 南北戦争前/家庭経営編
経済の呪い
──ホーソーンの『七破風の屋敷』における親密圏の形成(生田和也/長崎外国語大学准教授)
メルヴィルの家計/家庭の問題とフランクリン批判(真田 満/龍谷大学非常勤講師)
「煙突」の構造
──メルヴィルにみる家計と創作のディレンマ(西谷拓哉/神戸大学国際文化学研究科教授)
家政学の誕生と家庭性神話の再考
──チャイルド、ビーチャー、ストウ(城戸光世/広島大学教授)
第Ⅲ部 南北戦争後
我が風狂の兄
──トウェインが描いたオーリオン・クレメンズ(里内克巳/大阪大学人文学研究科教授)
親密圏のジェイムズとボサンケット
──タイプライターのエコノミーと書くことへの欲望(中村善雄/京都女子大学准教授)
小説執筆という労働
──ヘンリー・ジェイムズ「ブルックスミス」と一貫性の呪縛(竹井智子/京都工芸繊維大学教授)
学会誌『ヘンリー・ソロー研究論集』Studies in Henry David Thoreau
第47-48合併号 2023年2月 発行のお知らせ。
会員以外の方で購入ご希望の方は、事務局までお知らせください。
一部 1,000円にてお届けします。
目 次
論 文
◇ Thoreau and Ryokan: The Harp with One String
Michiko Ono 1
◇ソローの自然詩 ―非人間的存在をめぐる二分論の超越へ
藤 田 佳 子 12
◇「自然」と「人間」へのエマソンの対位法的視点についての考察
亀 山 博 之 25
◇幻影を紡ぐ編纂者 ―父の思想と娘の修辞学の行方
本 岡 亜沙子 35
◇Thoreau and Ryokan: Their Views on Simplicity, Poverty and Nature
Michiko Ono 45
シンポジウム 「国立公園とアメリカ文学」
◇「国立公園とアメリカ文学」開催に当たって
伊 藤 詔 子 57
◇ヨセミテ国立公園の水資源開発
―John Muir のヘッチヘッチー論争と「水」の語り
真 野 剛 59
◇自然と日系性 ―国立公園をめぐる『ロスト・キャニオン』考
渡 邊 真理香 67
◇ウィリアムスの国立公園の描写に見るソローの
ダブル・ヴィジョンとリエンアクトメント 岩 政 伸 治 77
講 演
◇時をかけるソロー ―ヨセミテ、熊野、八ヶ岳
巽 孝 之 89
書 評
◇佐川和茂著『文学で読むピーター・ドラッカー』
元 山 千 歳 100
◇堀内正規著『「白鯨」探求 ―メルヴィルの〈運命〉』
山 本 洋 平 104
◇竹内勝徳著『メルヴィル文学における〈演技する主体〉』
小 椋 道 晃 107
◇金澤淳子著『エミリ・ディキンスンの南北戦争』
高 橋 綾 子 111
◇小倉いずみ著『トマス・フッカーとコネチカット』
佐久間 みかよ 115
◇伊藤詔子編・訳・著
『【新編エドガー・アラン・ポー評論集】ゴッサムの街と人々 他』
小 澤 奈美恵 119
◇佐久間みかよ著『個から群衆へ―アメリカ国民文学の鼓動』
髙 梨 良 夫 123
◇小澤奈美恵著・訳、大島由起子訳
『アメリカン・ルネサンス期の先住民作家
ウィリアム・エイプス研究 ―甦るピークォット族の声』
貞 廣 真 紀 127
短 評
◇広瀬佳司、伊達雅彦編
『ジューイッシュ・コミュニティ ―ユダヤ系文学の源泉と空間』
131
◇新倉俊一編『私の好きなエミリ・ディキンスンの詩2』 132
◇下河辺美知子編著『マニファスト・デスティニーの時空間
―環大陸的視座から見るアメリカの変容』 133
◇上遠恵子監修、レイチェル・カーソン日本協会編
『13歳からのレイチェル・カーソン』 134
◇山口晃訳『ヘンリー・ソロー全日記 1851年』 135
◇毛利律子著『ソロー流究極のシンプルライフ』 136
ヘンリー・ジェイムズ国際会議のお知らせ
9th Henry James International Conference "Community and Communicability"
が下記の通り開催されます。
日時:2023年7月5日(水)~ 8日(土)
場所:京都ガーデンパレス、同志社大学(7月5日午後のみ)
主題:“Community and Communicability”
主催:Henry James Society
詳細は、日本ヘンリ―ジェイムズ協会のサイトをご参照ください。
https://hjsj.jimdofree.com/
佐久間みかよ、橋川健竜、増井志津代、小倉いずみ編著『改革が作ったアメリカーー初期アメリカ研究の展開』小鳥遊書房、2023年
出版年月日 2023年3月15日
ISBN 978-4-86780-010-2
判型 A5判上製、320ページ、本体3,400円+税
https://www.tkns-shobou.co.jp/books/view/514←詳細は、こちらをクリックしてください。
広瀬佳司、伊達雅彦 編著『父と息子の物語ーユダヤ系作家の世界』彩流社、2023年4月 2,970円(税込)
ISBN978-4779128943
https://www.sairyusha.co.jp/book/b10030166.html←詳細は、こちらをクリックしてください。
「アメリカ文学と終末論的想像力」←こちらをクリックしてください。
場所:北九州市立文学館
〒803-0813 北九州市小倉北区城内 4番1号
日時:7月16日(日)14時~17時
https://www.nanun-do.co.jp/media/literature/a108
『アメリカ文学と大統領ー文学史と文化史』歴代大統領とともにアメリカ文学史を駆け抜ける!!
1789 年4 月、ジョージ・ワシントンが大統領就任演説を行なって以降、アメリカの歴史はつねに大統領とともにあった。行政府の長であり、米軍の最高司令官である彼らは、同時に国を表すアイコンであり、アメリカ的想像力の源でもあった。時代毎の大統領が書き残してきた日記や手記、演説原稿、手紙や政治的文書の一群は、アメリカン・ナラティヴの系譜と不可分である。大統領をも文学者とみなし、大統領の歴史と文学思想史のスリリングな共犯関係を追い続けてきた巽孝之教授の退職記念論文集である本書では、教授の薫陶を受けた26
名の研究者が参集し、全く新しいアメリカ文学史のかたちを切り拓く。
【監修】
巽孝之
【編纂】
大串尚代/佐藤光重/常山菜穂子
【執筆陣】
小泉由美子/大串尚代/大和田俊之/佐藤光重/冨塚亮平/田ノ口正悟/竹野富美子/白川恵子/松井一馬/細野香里/常山菜穂子/奥田暁代/辻秀雄/山根亮一/加藤有加織/濟藤葵/波戸岡景太/麻生亨志/有光道生/中垣恒太郎/秋元孝文/深瀬有希子/長澤唯史/志賀俊介/鈴木透
【コラム】
宇沢美子/内田大貴/榎本悠希
A5 判上製 510 ページ 定価(本体5,800 円+ 税)
ISBN978-4-523-29333-0 C3098
日本ポー学会 第14回年次大会・第16回総会
2023年9月9日(土)会場:東京工業大学 大岡山キャンパス 本館1階M-178教室
https://poejapan.org/convent.html←こちらをクリックしてください。
開催日: 2023 年9 月17 日(日)14:00~17:00
会場: 神戸市外国語大学UNITY2F 特別会議室
(神戸市営地下鉄「学園都市」駅下車徒歩1分)ならびにZoom(ハイブリッド方式で行います。
プログラム
開会の辞 (14:00~14:10) 成田雅彦(専修大学教授)
科研メンバー研究報告(14:10〜15:20)
1.金津和美(同志社大学教授) 「<景色>の環境詩学――キャスリーン・ジェイミーにおけるケアと視線」
司会 川津 雅江 (名古屋経済大学名誉教授)
2.成田雅彦(専修大学教授) 「パストラルと<黒い>」隣人について――クレーヴクール『アメリカの農夫からの手紙』を読む」
司会 塩田 弘 (広島修道大学教授)
講 演(15:30〜16:30)
講師: 石倉和佳 (兵庫県立大学 環境人間学部 環境人間学科教授)
司会: 吉川朗子 (神戸市外国語大学教授)
講演タイトル: 海とロマン派――ジョージ・バンクーバーをめぐる人々
質疑応答 (16:30~17:00)
閉会の辞
参加申し込みは以下から:https://forms.gle/aKYrrM1429JPJXdK9
問い合わせ先:成田雅彦(narita@isc.senshu-u.ac.jp)
主催:2021~2024年度科学研究費補助金・基盤研究(B)
「癒しと再生のロマン主義―グリーンケアをめぐる環大西洋 エコロジーの展開と現代」 課題番号21H00512 (研究代表者: 成田 雅彦)
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日本ソロー学会 2023 年全国大会プログラム (確定版)
期日 2023 年 10 月 20 日(金)開場 13:00 より
会場 札幌駅前ビジネススペース (札幌市)
〒060-0005 札幌市中央区北 5 条西 6 丁目 1-23 第二北海道通信ビル2階
開会の辞(13 時 30 分) 会長 塩田 弘(広島修道大学)
1. 研究発表 (13 時 35 分~14 時 15 分) 司会 髙梨 良夫(長野県立大学)
亀山 博之 (東北芸術工科大学)
「エマソン思想における人とモノの関係性についての考察 ――ニュー・マテリアリズムの視点から――」
2. シンポジウム(14 時 30 分~16 時 50 分)
テーマ:「共感する」作家たち――19 世紀女性作家をソローと再考する
パネリスト:大串 尚代 (慶應義塾大学)
「嵐が吹き荒れる家ーーC・M・セジウィック『ニューイングランド物語』にみる共感とドメスティシティ」
パネリスト:本岡亜沙子 (広島経済大学)
「ソローに共感するオルコットの行方――『仕事』出版をめぐって」
司会・パネリスト:金澤 淳子 (東京理科大学)
「種蒔き、針仕事、詩作――エミリ・ディキンスンの「家事」の詩における共感」
パネリスト:大野瀬津子 (九州工業大学)
「共感から融合へ――マシーセンがソローとジュエットを読む――」
3.特別講演(17 時 00 分~18 時 00 分)
講師 下河辺美知子 氏 (成蹊大学 名誉教授) 司会 佐藤 光重 (慶應義塾大学)
"live deliberately" の重層性
閉会の辞 副会長 竹内 美佳子(慶應義塾大学) 総会 (18 時 15 分~18 時 30 分)
※ 学会参加はどなたも事前の受付等なく自由に参加できます。
※ 学会終了後、食事会を開催予定です。
https://www.kinsei-do.co.jp/books/1226/←こちらをクリックしてください。
本書は、自己信頼を主唱したエマソンが、人生の中でどのように奴隷制廃止運動にかかわったかを探究し、彼の思想の普遍性を分析するものである。彼が果たした役割は、21世紀の分断するアメリカ社会で再評価されており、本書により日本におけるエマソン研究にも、新たな光が投げかけられることであろう。(金星堂ホームページより)
出版社 : 金星堂
発売日 : 2023/9/10
ハードカバー : 463ページ
ISBN-10 : 4764712261
ISBN-13 : 978-4764712263
寸法 : 21.5 x 15.2 x 2.7 cm
¥6,000 ( 税込 ¥6,600 )
江田孝臣『時空をかける詩人たちーー 文理越境のアメリカ詩論』春風社、200ページ、価格 3,000円+税
ISBN978-4-86110-901-0
ISBN 139784861109010
ISBN 10h4-86110-901-9
ISBN 104861109019
発売予定日2023年11月10日
https://www.hanmoto.com/bd/isbn/9784861109010 ←詳細はこちらをクリックしてください。「版元ドットコム」
以下、「版元ドットコム」より抜粋
紹介
ディキンスンと物理学、ソローと冒険的資本主義、クレインの数学的次元超越……。文理を自在に往来し、アメリカ詩論に新地平を拓く。
目次
序 章 時をかけるエミリ・ディキンスン
(1)“Because I could not stop for Death -”(F 479 / J 712)
(2)ディキンスンの馬車の速度を計算する
(3)相対性理論と19世紀の電磁気学
(4)ディキンスンと相対論
第1章 ディキンスンの物理学
(1)序
(2)ランプの正体
(3)CenterとCircumferenceのレトリック
(4)ディキンスンが「見た」のはいかなる灯台か
第2章 天文学と自己信頼―エマソンの「モナドノック」
(1)序
(2)テクストと詩の概略
(3)「モナドノック」と天文学、「自己信頼」そしてホイットマン
第3章 時空を超える贈与交換―ソローの「冬の池」と氷貿易
(1)「冬の池」のエンディング―商品交換vs.贈与交換
(2)矮小化される氷貿易―「アイス・キング」フレデリック・テューダー
(3)資本主義的人間の理想像
(4)蛇足
第4章 四次元への飛行―ハート・クレインとホイットマン
(1)『荒地』と『橋』
(2)テクノロジー観と未来の不確定性
(3)勝ち目なき賭けへの詩的投資
(4)「ハテラス岬」と「インド航路」
(5)ウスペンスキーの『第三のオルガヌム』
(6)次元の超越
終 章 メイベル・トッドの馬車
(1)The Handbook of Amherst(1891)の著者
(2)馬車を走らせる二人
(3)ピクチャレスク美学の共有
(4)ヒッチコックの地質学
(5)馬車の行方
初出一覧
あとがき
索引
『ヘンリー・ソロー全日記』訳者・山口晃の初著作、思想家・石川三四郎を新たに読み解いた力作
幸徳秋水、大杉栄と並ぶアナキズム運動の先駆者の一人と称せられる石川三四郎。その石川が出会った〝ある水脈〟。田中正造、エドワード・カーペンター、ヘンリー・ソロー、椎名其二、中西悟堂、金子きみ、唐沢隆三…そしてエリゼ・ルクリュ。
『ヘンリー・ソロー全日記』や『コンコード川とメリマック川の一週間』(而立書房)、『ソロー日記』 春夏秋冬全4巻(彩流社)など、ソローの翻訳で知られる山口晃による初の書き下ろし。
石川三四郎を従来の「アナキズム」「社会主義」では括らず、「身体」「草鞋」「さすらい」「居場所」「裸」などのキーワードを軸に、石川が出会った人々を通して思想家ではない石川三四郎像を描く。石川論の新しい地平。
<四六判:510頁>¥3,960
以上、Amazon より引用
出版社 : 虹霓社 (2023/8/30)
発売日 : 2023/8/30
言語 : 日本語
単行本 : 510ページ
ISBN-10 : 4990925254
ISBN-13 : 978-4990925253
目 次
論 文
◇病と人との終わりなき戦―Camus、Thoreau らに見る紐帯
山 田 久 美 1
◇ The Significance of Thoreau’s Views on Time
Michiko Ono 11
◇ソローの自然 ―ニュー・マテリアリズムへ
藤 田 佳 子 23
シンポジウム 「ソローと19世紀の作家たち―アメリカン・ルネサンスを再構築する」
◇ナサニエル・ホーソーンの戦後処理
―ポストべラム文芸批評空間におけるホーソーンとソローの受容
竹 野 富美子 34
◇危機のリズム ―Specimen Days における衰弱と自然
貞 廣 真 紀 45
◇ノンヒューマンの詩学 ―ソローとメルヴィルの植物的想像力
小 椋 道 晃 55
◇ソローとトウェイン ―口承文学の系譜
竹 内 勝 徳 66
講 演
◇朗読対話劇「ヘンリと昌益」
管 啓 次 郎 75
書 評
◇ D.W. ライト編/江田孝臣訳
『36 New York Poets ニューヨーク現代詩36人集』
高 橋 綾 子 85
◇ W・アーヴィング著、齊藤昇訳『アルハンブラ物語』
瀧 口 美 佳 89
◇高橋勤著『野生の文法 ―ソロー、ミューア、スナイダー』
小 倉 いずみ 91
◇新・アメリカ文学の古典を読む会編
『物語るちから ―新しいアメリカの古典を読む』
白 川 恵 子 95
◇竹内理矢、山本洋平編著
『深まりゆくアメリカ文学 ―源流と展開』
元 山 千 歳 99
短 評
◇佐川和茂著『歌ひとすじに ―日本の歌・ユダヤの歌』
松 島 欣 哉 103
会 記
研究会の情報です。
伊藤詔子先生が発表されます。
以下のPDFに参加申し込みフォームがあります。
https://sunrise-n.com/transatlantic_ecology/←こちらをクリックしてください。
2023年度第2回科研研究会
エコロジーと人間の再考ー第二の自然、ケア、リジリエンス
2024年3月24日(日)14:00-17:00
サテライトキャンパス広島 ハイブリット開催 (対面+Zoom)
開会の辞:14:00
研究報告:14:10~15:20
① 司会:植月惠一郎(日本大学研究員)
「コラートンにおける『第二の自然』̶ワーズワスの環境実践」
小口一郎(大阪大学教授)
② 司会:成田雅彦(専修大学教授)
「ポーのゴシックインセクト̶"The Gold-Bug"とリジリエンスの展開」
伊藤詔子(広島大学名誉教授)
講演: 15:30~16:30 (Zoom)
司会:金津和美(同志社大学教授)
「エコロジーと魔女文学ーケアの視点から考える」
小川公代(上智大学教授)
質疑応答: 16:30~17:00
閉会の辞
懇親会: 17:30~ ¥5000 (申し込み締め切り3月17日)
主催 トランスアトランティック・エコロジー
ー癒しと再生のロマン主義
グリーンケアをめぐる環大西洋エコロジーの展開と現代性
JSPS日本学術振興会科学研究費助成事業(科学研究費補助金)基盤研究(B)
(2021〜2024年度)課題番号21H00512
『研究論集』49号 105ページに、伊藤詔子先生の個人消息の情報に不足がありました。
著書
伊藤詔子 (共編著)『アメリカ研究の現在地——危機と再生』伊藤詔子・中野博文・肥後本芳夫編、彩流社、2023年2月(「環境作家たちの「市民の不服従」——エコソーシャル・ヴィジョンの継承をめぐって」、pp.315-31)。ISBN:
9784779128783
書評
伊藤詔子 「高橋勤著『野生の文法(グラマー)—— ソロー、ミューア,スナイダー』」『アメリカ文学研究』(日本アメリカ文学会)第59号、2023年3月、pp.62-67。
論文概要
伊藤詔子 「ソローのエコソーシャル・ヴィジョンと野生果実の行方」『日本英文学会第94回全国大会Proceedings』、2022年9月https://www.elsj.org/backnumber/proceedings2022/proceedings-2022-itohshoko.pdf
伊藤詔子 「ソローのeco-social visionと野生果実の行方」日本英文学会第94回大会シンポジアム「アメリカ文学と植物表象」、 2022年5月22日。
その他
伊藤詔子 「Wild Blue Media: Thinking through Seawater (2020)を読む」『エコクリティシズム・レヴュー』(エコクリティシズム研究学会)第15号、2022年8月、pp.
66-72。
伊藤詔子 「シンポジアム『国立公園とアメリカ文学』開催に当たって」『ソロー研究』(日本ソロー学会)、第48号、2023年2月、pp. 57-58。
伊藤詔子 「巻頭言——戦争、大地震、『ポー研究』」『ポー研究』(日本ポー学会)第15号、2023年3月、pp. 1-3。
白百合女子大学 言語・文学研究センター編 岩政伸治 責任編集『環境人文学の地平(アウリオン叢書17)』弘学社、2017年
白百合女子大学 言語・文学研究センター編 岩政伸治 責任編集『パンデミックの言説(アウリオン叢書21)』弘学社、2022年
2022年度の日本ソロー学会で特別講演の講師をされた巽孝之先生のテレビ番組出演情報です。
NHK 世界サブカルチャー史 欲望の系譜「シーズン4 21世紀の地政学 サイバーパンク編」
NHK BSP4K 3月2日(土) 午後10:30 〜 午前0:00
※同時配信・見逃し配信の予定は2日前からご覧になれます。なお、配信の予定は変更となる場合があります。
https://www.nhk.jp/p/ts/GLP33Y7513/episode/te/NG943NRV3V/ ←こちらをクリックしてください
8月1日掲載の朝日新聞19面『明日へのレッスン』第1週『ウォールデン』において、
伊藤詔子先生とB-P 編集長住川亮様が文章提供者とした記事が掲載されました。
伊藤先生はレジリエンスを強調しております。
科研「癒しと再生のロマン主義―グリーンケアをめぐる環大西洋エコロジーの展開と現代」
2024年度第1回科研研究会 日時 9月28日(土曜日)
会場: KOBE Co CREATION CENTER ROOM A
神戸市中央区三宮町1丁目9番1号
グリーン・ケアとレジリエンス---人間と環境の復権
開会の辞 (13:30~13:40)
成田雅彦(専修大学)
科研メンバー 研究報告 (13:40〜15:20)
講演 (15:30〜16:30) ※講演のみハイブリット開催
講師 松永 京子 (広島大学准教授)
司会 伊藤 詔子 (広島大学名誉教授)
講演タイトル
〈被ばく樹木〉は/を考える―
「人間以上の世界(モア・ザン・ヒューマン・ ワールド)」における原爆と表現
質疑応答 (16:30~17:00)
参加申し込み
(講演のみハイブリッド開催。QRコードからご登録ください)
主催:2021-2024 年度科学研究費補助金・基盤研究(B)
「癒しと再生のロマン主義―グリーンケアをめぐる
環大西洋 エコロジーの展開と現代」
課題番号 23K20451 (研究代表者: 成田雅彦)
https://sunrise-n.com/transatlantic_ecology/
第 15 回年次大会・第 17 回総会
日時:2024 年 9 月 14 日(土)
会場:龍谷大学 大宮キャンパス
https://www.poejapan.org/posts/news31.html←クリックしてください。