【新譜情報】『ウォールデン』 Jochen Tiberius Koch (ヨッヘン・ティベリウス・コッホ)

以下、Amazonのページより転載

 

ドイツ人音楽家、Jochen Tiberius Koch (ヨッヘン・ティベリウス・コッホ) の1stフルアルバム がSchole Records よりリリースされます。
今作はアメリカの作家・思想家であるHenry David Thoreauによる回想録「Walden-森の生活」からインスピレーションを受けて制作されました。「Walden-森の生活」はHenryが体験した2年余りの森の暮らしを一年に凝縮して書いたものであり、Henryはそこで出会った自然を生き生きと描き、一方で痛烈な文明社会批判を述べて生きることの真髄を説いています。

「the bean-field」では映画監督であり俳優、そしてナレーターとして活躍したDieter Bellmannによる朗読が印象的です。ヨッヘンは Dieterのことを『彼の声は暗くて儚く、「Walden」を語ってもらうには完璧である。』と述べていますが、その厳かで重厚な声が作品の中へ私たちを誘います。「the ponds」ではピアノのアルペジオとWilly Sonの澄んだ歌声による見事な調和がウォールデン池に響き渡ります。「brute neighbors」はManfred Kroogの囁くような言葉と共に、弦楽器の重なりが秋を感じさせる哀愁を漂わせます。そして最後の曲となる「spring」ではFraulein Lauraの天から降り注ぐような歌声が、森に暖かい春の兆しを感じさせます。アルバムを通して季節の移り変わりが織り成す自然美を、ウォールデン池のほとりに想いを馳せながら、自然と渾然一体となる幸福感をきっと感じることができるでしょう。

アーティストについて
Jochen Tiberius Koch 1983年生まれ、 ドイツ・ライプツィヒ 出身。
作曲家であり、音の愛好者。ありとあらゆる周波数に興味を持ち、色々な手段で音楽を奏でる。
彼の音楽には、困惑と調和が混同し、心地よい哀愁を含んでいる。

2021年03月18日