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1973(昭和48)年8月
 『ヘンリー・ソーロウ協会 幹事会ニュース I』(山崎時彦)
  山崎 時彦 「ヘンリー・ソーロウ協会記録」 1.
  紣川  羔 「ソーロウの文名」 2.
  山崎 時彦 「西川光二郎の「トロー言行録」」 2-3.

1974(昭和49)年4月
 『ヘンリー・ソーロウ協会 会報』第1号(山崎時彦)
  東山 正芳 「回顧と展望」 1.
  斎藤 襄治 「ヘンリー・ソーロウ協会創立のころ」 2.
  斉藤  光 「ヘンリー・ソーロウ協会に望む」 2-3.
  伊藤 和男 「モームのソーロウ観」 3.
  紣川  羔 「「ウイルダネス」について」 3.
  鵜木 奎治郎「ソーロウと父と私」 3-4.
  谷口 敏郎 「二つの批評」 4.
  毛利  至 「奇妙な錯覚」 4.
  重松  勉 「無題」 4.
  尾形 敏彦 「ウォルデン池の水」 5.
  角田  純 「ほんの一言?」 5.
  六川  信 「ソローとの出合い」 5.
  山崎 時彦 「野人ソロー?」 5.
  小寺 幸彦 「「ソーロウ礼讃」拙首数歌」[短歌7首] 8.

1975(昭和50)年9月
 『ヘンリー・ソーロウ協会 会報』第2号(紣川羔)
  斎藤  光 「ヘンリー・ソーロウ協会の事業」 1.
  山崎 時彦 「一週間の河旅の中の国家」 1-2.
  谷萩 弘道 「ローファーとしてのソーロウ」 2-3.
  六川  信 「ソーロウの横顔」 3-4.
  奥田 穣一 「ソーロウにおける“fill”と“dissipation”と“see”と…」 4-5.
  鵜木 奎治郎「ソローとカントの定言的命令」 5-7.

1976(昭和51)年9月
 『ヘンリー・ソーロウ協会 会報』第3号(紣川羔)
  井上 博嗣 「ソーロウとディキンソンにおける隠遁的生活」 1-2.
  東山 正芳 「西と東」 2.
  奥田 穣一 「ヘンリー・ソーロウと国木田独歩」 2-3.
  中田 裕二 「Waldenの注釈と新訳」 3-4.
  毛利  至 「ドライサーから見たソーロウ」 4-5.
  宗方 邦義 「ヘンリー・ソーロウとR.H.ブライズ」 5-6.
  山崎 時彦 「社会的実践と自然観」 6-7.

1977(昭和52)年 [日付なし]
 『ヘンリー・ソーロウ協会 会報』第4号(山崎時彦)
  斎藤  光 「日本におけるソーロウ書誌」 1.
  重松  勉 「作品“Walking”におけるソローの世界」 1-3.
  徳座 晃子 「現代のアメリカ社会におけるH.D.ソローの影響」 3-5.
  吉田  修 「ソーロウの眼の見た「事実」
        「ウォールデン」を中心に」 5-6.
  奥田 穣一 「夏を追うソーロウ(とくに『ウォルデン』にふれて)」6-8.
  飯田  実 「ソーロウの芸術観」 8-9.
  伊藤 和男 「『一週間』と『ウォールデン』」 9-10.
  東山 正芳 「ソーロウとフロスト」 10-11.
  紣川  羔 「ソーロウとカタードン」 11-13.
  谷萩 弘道 「ソーロウにおける三つの顔」 13-14.
  飯田  実 「ハーバードだより」 14-15.

1978(昭和53)年12月25日
 『日本ソーロウ協会会報』第5号
  A Letter from Walter Harding to Kodo Yahagi, President of the Thoreau
   Society of Japan (Sep. 27, 1978).
  紣川  羔 「ソーロウと日本浪曼派」 1-4.
  伊藤 和男 「キリスト教ばなれ」 5-9.
  山崎 時彦 「ある「市民的抵抗」劇について」 10-14.
        [言及の劇はA Night Thoreau Spent in Jail (1971)]
  奥田 穣一 「ソーロウに於る夏と冬
        (特に『ウォールデン』にふれて)」 15-20.
  藤木 照士 「ソーロウの読書論」 21-24.
  六川  信 「ソーロウの旅」 25-26.

1979(昭和54)年12月29日
 『ヘンリー・ソーロウ協会会報』第6号
  吉武 好孝 「ソーロウとW.ホイットマン――ふしぎな交友」 1-8.
  伊藤 和男 「ソーロウ(1817-1862)に於ける瞑想と無為(I)」 9-14.
  奥田 穣一 「『ウォールデン』について――シーズン――」 15-20.
  六川  信 「斎藤茂の「コンコードの野人」について」 21-24.
  乾  幹雄 「ソーロウの今日性」 25-28.

1980(昭和55)年12月29日
 『ヘンリー・ソーロウ協会会報』第7号(紣川羔)
  伊藤 和男 「ソーロウに於ける瞑想と無為(II)」 1-7.
  飯田  実 「ソーロウとハーバードの教育」 8-13.
  藤沢 幸子 「詩人としてのソーロウ」 14-20.
  山本 みどり「カート・ヴォネガットJr.のソーロウ再訪」 21-26.
  山田 正雄 「ソーロウの野性的自然について」 27-32.
  奥田 穣一 「ソーロウに於けるシーズンと旅
         ――日本文学との関連で――」 33-37.
  安斉  芳 「日本におけるソーロウの受容について
         ――水島耕一郎とソーロウ――」 38-43.

1981(昭和56)年
 [発刊なし]

1982(昭和57)年1月
 『ヘンリー・ソーロウ協会会報』第8号(紣川羔)
  Raymond P. Tripp, Jr.「ソーロウとカーライルと神話について:
        簡単なノート」 1-2.
  Gail Baker, “Mountain Pilgrimage in Thoreau’s Week.” 3-9.
  紣川  羔 「ソーロウと「四書」続編」 10-14.
  奥田 穣一 「ソーロウとF.カフカ」 15-20.
  佐川 和茂 「ユダヤ系アメリカ作家とソーロウ:試論」 21-25.
  安斉  芳 「日本におけるソーロウの受容について
         水島耕一郎とソーロウ(Ⅱ)」 26-32.
  大井 映史 「二つのウォールデン」 33-37.
 書評
  斎藤  光 「新訳『森の生活』」 38-41.
  紣川  羔 「東山正芳著『アメリカ文学と自然:ソーロウとフロスト』」 42-43.
  佐川 和茂 「谷萩弘道著『ソーロウの人間像』」 44-46.

1982(昭和57)年11月10日
 『ヘンリー・ソーロウ協会会報』第9号(紣川羔)
  Richard F. Fleck, “The Metaphysics of The Maine Woods.” 1-12.
  Charles Aschmann, “Of Walde’s Poetry and Poems.” 13-20.
  井上 博嗣 「ソーロウとチョーサー」 21-24.
  新保  哲 「エジプト及び東方への社会運動熱」 25-29.
  重松  勉 「Fair Haven再発見」 30-33.
  藤沢 幸子 「コンコードを訪ねて――コンコード・サマー・セミナーズ
        及びソーロウ協会年次総会の報告」 34-37.
  武田 美代子「『メインの森』における詩人・神秘家ソーロー」 38-42.
  小倉 いずみ「ソーロウにおける思想の逆説性」 43-46.
  峰地 正文 「ソーロウの『ジャーナル』」 47-50.
 書評
  紣川 羔、佐川 和茂
    「G.ウッドコック(山崎時彦訳)『市民的抵抗――思想と歴史』」 51-53.

1983(昭和58)年12月1日
 『ヘンリー・ソーロウ協会会報』第10号(紣川羔)
  井上 博嗣 「ソーロウにおける夜の感覚」 1-4.
  小野 和人 「『ウォールデン』における講演の要素」 5-10.
  奥田 穣一 「H. D. ソーロウ「ヘビ」と「リンゴ」のイメージ」 11-14.
  飯田  実 「ソーロウとローウェル(1)」 15-19.
        [ローウェルとはJames Russell Lowell (1819-1891)]
  萩原 万里子「自然と向き合う心
         ――ディキンスンとソーロウとの対比――」 20-24.
  新保  哲 「ソーロウの眼とインド人の眼の相違点」 25−28.
  六川  信 「ニュー・イングランドの秋――ソーロウを訪ねて」 29−32.
 書評
  山崎 時彦 「H. D. ソーロウ 神原栄一訳『森の生活』」 33-36.
  谷萩 弘道 「紣川羔『アメリカの自然文学――ソーロウへの道』」 37-39.
  萩原 万里子「Richard F. Fleck, Bamboo in the Sun:Poems of Japan」40.

1984年
 [発刊なし]

1985(昭和60)年4月5日
 『ヘンリー・ソーロウ協会会報』第11号
  井上 博嗣 「月下逍遥詩人としてのソーロウ」 1-4.
  新保  哲 「ソーロウの伝統精神と革新精神」 5-8.
  飯田  実 「ソーロウとローウェル(2)」 9-12.
  安斉  芳 「ヘンリー・D. ソーロウとヘンリー・S. ソールトについて
        ――ソールト著『ソーロウの生涯』の翻訳にあたって」 13-17.
  奥田 穣一 「『ウォールデン』の「ヘビ」」 18-22.
  藤木 照士 「ThoreauのCape Codの主題について」 23―27.
  Charles Aschmann, “Elaborations and Asides, A Week's Poems.” 28-40.
  Richard F. Fleck, “Thoreau's Encounter with Culture Shock in Canada.” 41-51.
 書評
  井上 博嗣 「奥田穣一著『ソーロウ文学における風土性――季節』」52-53.

1986(昭和61)年8月5日
 『ヘンリー・ソーロウ協会会報』第12・13合併号
  井上 博嗣 「ソーロウの鉄道観」 1-5.
  飯田  実 「スティーヴンソンのソーロウ論」 6-12.
        [スティーヴンソンとはRobert Louis Stevenson (1850-94) ]
  新保  哲 「ショーペンハウエルとソーロウの読書論(1)」 13-17.
  新保  哲 「ショーペンハウエルとソーロウの読書論(2)」 18-21.
  藤沢 幸子 「ソーロウの教育観」 22-32.
  Debi Kang Dean, “Of Muskrats and Men in Walden: Beyond the Con-
        solation of Bravery." 33-40. [転載とあるも出典を明記せず]
  中村 顕治 「ソーロー『森の生活』を生きる」 41-43.
[岩波書店発行『図書』1986年4月号「私の1冊――読者の投稿から」欄より転載]
 書評
  紣川  羔 「奥田穣一著『『ウォールデン――森の生活』についての一考察
    ――ソーロウの「高い霊妙な」志向』」 44.
  毛利  至 「『生きるソロー』――Thoreauvian Notesが訴えるもの」
[書評対象は重松勉、小野和人、西村正己 共著『生きるソロー
 ――Thoreauvian Notes』(金星堂)] 45-46.

1987(昭和62)年8月5日
 『ヘンリー・ソーロウ協会会報』第14号
  東山 正芳 「ソーロウの自然」 1-3.
  小倉 いずみ「ソーロウにおける自然と象形文字」 4-7.
  青山 義孝 「Henry David ThoreauとNathaniel Hawthorneの自然観」
      [『甲南大学紀要文学編61英語学英米文学特集』より再録] 8-22.
  木鎌 安雄 「ヘンリー・ソーロウとトマス・マートンの比較に関するノート」 23−27.
  安斉  芳 「ヘンリー・S.ソールト著『ソーロウ・人と生涯』について
28-32.
  Miyoko Takeda, “Theodore Dreiser, An Aesthetical Mystic.” 33-37.
  井上 博嗣 「昼さがりと黄昏とのはざまに
         ――中年期におけるソーロウ――」 38-41.
  斎藤 襄治 「ウォールデンのほとりにて」 42-46.
       [日本大学芸術学部大学院生による同人誌『北窓光誌』より転載
 書評
  斎藤 襄治 「尾形敏彦著『詩人E.A. ポー』」 47.

1988(昭和63)年12月30日
 『ヘンリー・ソーロウ協会会報』第15号
  尾形 敏彦 「ソーロウと東洋」 2-6.
  横沢 四郎 「Hawthorneの見たThoreau」 7-10.
  小野 和人 「「野性のリンゴ」の文体について」 11-16.
  六川  信 「ソーロウの詩」 17-21.
  徳永 正紀 「ソーロウと場所」 22-25.
  奥村 三和子「「森の生活」の「虚」と「実」」 26-31.
  徳座 晃子 「日常生活の中のソロー」 32-38.
  鵜木 奎治郎「ソーロウの反時代的内需拡大
         ――LaRene Despain準教授の講義をめぐって」 39-43.
  斎藤  光 「ヘンリー・ソーロウ協会略史」 44-46.
 書評
  飯田  実 「斎藤襄治著『日本の心を英語で――理論と実践』」 47-48.
  六川  信 「Vincent Tripi, Haiku Pond: A trace of the trail . . . and Thoreau」 49-50.
  加藤 芳慶 「井上博嗣編『アメリカ文学における夢と崩壊』」 51-52.

1989(平成元)年12月30日
 『ヘンリー・ソーロウ協会会報』第16号
  尾形 敏彦 「ソーロウの真実追及」 1-6.
  井上 博嗣 「ソーロウの文体的特徴」 7-11.
  塙  美智子「H. D. ThoreauとK. Mansfieldの描く色について
         ――“The Ponds”と“At the Bay”から」 12-16.
  山田 正雄 「ThoreauとEmersonの類似と異質」 17-23.
  奥田 穣一 「『コンコード川とメリマック川の一週間』」 24-26.
 追悼記
  斎藤 襄治 「ナゼコンナニハヤク……――毛利至先生を悼む」 27-29.

1990(平成2)年12月30日
 『ヘンリー・ソーロウ協会会報』第17号
  紣川  羔 「ソローとエロス――ハーディング論をめぐって――」 2-10.
  武田 美代子「Henry David ThoreauとTheodore Dreiser
         ――現象界を超えて」 11-16.
  木鎌 安雄 「ソーロウにおける「見る」と「聞く」 -1-」 17-20.
  元山 千歳 「Cape Cod:読みから語りへ」 21-25.
  三輪 久恵 「ソローの東洋への関心とチャムリー蒐集本」 26-30.
  伊藤 詔子 「Charles Darwin, The Origin of Species (1859)の
    Henry David Thoreauへの影響研究について」 31-36.
  井上 博嗣 「ソーロウの死生観」 37-41.
 書評
  斎藤 襄治 「ソーロウに魅せられた芸術家
         ――林二郎著『ペザント・アートへ』」 42-43.
 通信
  A Letter from Edmund A. Schofield to the Thoreau Society, INC. (Aug. 10, 1990) 47-49.
  A Letter from Walter Harding to Koh Kasegawa. (July, [1990]) 49-50.
 転載記事
  “Japanese American Studies Scholar Wins Thoreau Photographic Prize.” 53.

1991(平成3)年12月30日
 『ヘンリー・ソーロウ協会会報』第18号
  尾形 敏彦 「人間ソーロウ管見(1)」 2-7.
  Walter Harding「ソローの性の認識」(紣川羔訳) 8-10.
        [Harding, “Thoreau's Sexuality,” Journal of Homosexuality, 21.3 (1991)
        の著者自身による要約の翻訳]
  高橋 幸子 「方言によるソローの詩の翻訳」 11-15.
        [秋田県の方言による“I Make ye an Offer”の翻訳]
  木鎌 安雄 「ソローにおける「見る」と「聞く」-2-」 16−20.
  井上 裕美 「ソローにおける自然との対話 その1」 21-25.
  小野 和人 「ソーロウとライシアム講演」 26-31.
  塙  美智子「WaldenにみるThoreauのイメージについて」 32-37.
  Daniel J. Bisgaard, “Henry David Thoreau: A Re-evaluation of
        Cross-cultural Literary Influence.” 38-47.
  Hirotsugu Inoue, “Thoreau's House and Huckleberry's Raft.” 48-57.
       [1991年7月15日マサチューセッツ州コンコードで開催された
       The Thoreau Society創立50周年大会でのスピーチ原稿]
 書評
  加藤 芳慶 「尾形敏彦著『ウォルドー・エマスン』」 58.
  齋藤 襄治 「Miyoko Takeda, The Quest for the Reality of Life
        —Dreiser's Spiritual and Esthetical Pilgrimage」59-60.
  入子 文子 「青山義孝著『ホーソーン研究――時間と空間と終末論的想像力』」 61-62.
  元山 千歳 「チャドウィック・ハンセン著『セイレムの魔術』飯田実訳」63-65.

1992(平成4)年12月30日
 『ヘンリー・ソーロウ研究論集』第19号
  安斉  芳 「ヘンリー・ソーロウと『バガバッド・ギーター』」2-18.
  高橋 恵子 「ソローの手――『ウォールデン』における“Rhetorical
         Inversion” ――」 19-29.
  亀田 三重子「ソロウにおける自然の人間化
         ――変態(METAMORPHOSIS)―(1)」 30-38.
  村上 裕美 「ソーロウにおける自然との対話――その2」 39-45.
  木鎌 安雄 「『ウォールデン』の翻訳を読む ―1―」 46-50.
  毛利 律子 「Thoreauの内的探求と晩年の悲哀」 51-58.
  小野 和人 「『ウォールデン』の結論部における四行の引用詩
         ――その原詩と大意――」 59-64.
  井上 博嗣 「野性に魅せられた文人
         ――ソーロウの狩猟体験をめぐって――」 65-73.
 書評
  齋藤 襄治 「小野和人訳『メインの森』書評」 74-75.
  齋藤 襄治 「宗方邦義教授の能『ハムレット』上演」 76.
  岩尾 純枝 「『英語・英米文学研究の新潮流』(谷本泰三教授甲南大学退職記念論文集)」 77-79.
  入子 文子 「鵜木奎治郎編『アメリカ新研究』」 80-81.
  元山 千歳 「井上博嗣著『ヘンリー・ソーロウ研究』」 82.
  入子 文子 「H. アラム・ヴィーザー編『ニュー・ヒストリシズム』
     伊藤詔子、中村裕英、稲田勝彦、要田圭治訳」 83-84.

1993(平成5)年12月30日
 『ヘンリー・ソーロウ研究論集』第20号(井上博嗣)
 故東山正芳教授特集号
  斎藤  光 「東山先生追悼」 3-4.
  紣川  羔 「東山正芳先生を偲んで」 5-6.
  齋藤 襄治 「清らかな生涯――東山正芳先生を偲ぶ――」 7-8.
  尾形 敏彦 「天才の味わい」 9-10.
  山崎 時彦 「東山先生をしのんで」 11-12.
  山内 邦臣 「「まこと」の御人柄――故東山正芳先生を偲ぶ」 13-15.
  谷本 泰三 「東山正芳先生を偲んで」 16-17.
  井上 博嗣 「キリストへの信仰に生きたソーロウ学者
         ――故東山正芳先生をしのんで――」 18-19.
 論文
  亀田 三重子「ソーロウにおける自然の人間化
         ――変態(METAMORPHOSIS)―(2)」 20-26.
  飯田 一郎 「ソーロウとインディアン――野性(野蛮)と文明」 27-36.
  尾野 麻紀子「Waldenにおける神秘体験についての一考察
         ――普遍的な神秘体験の観点から――(1)」 37-47.
  木鎌 安雄 「『ウォールデン』の翻訳を読む ―2―」 48-59.
  岩尾 純枝 「Waldenの文体についての一考察 ―その1―」」 60-69.
 書評
  伊藤 詔子 「Henry D. Thoreau, Faith in a Seed and Other Late
        Natural History Writings, ed. Bradley P. Dean」 70-71.
  齋藤 襄治 「リチャード・J・シュナイダー著『ヘンリー・ディヴィッド・ソーロウ研究』上岡克己訳」 72-73.
  小野 和人 「上岡克己著『『ウォールデン』研究――全体的人間像を求めて』」
     74-75. [研究社発行『英語青年』1993年8月号の書評を一部修正して再録]
  紣川  羔 「奥田穣一著『森と岬の旅人 H.D.ソーロー研究』」 77-79.
  元山 千歳 「ヘンリー・デイヴィド・ソーロウ著『コッド岬』飯田実訳」80-81.
  齋藤 襄治 「中村顯治『脱サラ百姓成功マニュアル』」 82-83.

1994年
 [発刊なし]

1995(平成7)年10月30日
 『ヘンリー・ソロー研究論集』第21号(井上博嗣)
  乳井 甚三郎「Walden、第一章にThoreauが引用した“The Gulistan”の
         Ross訳について」 1-3.
  尾野 麻紀子「Waldenにおける神秘体験についての一考察
         ――普遍宗教について(2)」 4-12.
  佐藤 洋子 「『ウォールデン』におけるソローの博愛の概念をめぐって」13-23.
  河野  皓 「ソローの二行詩――韻律と内容」 24-33.
  常本  浩 「フロリダのソロー:マージョリー・キナン・ローリングズとセント・ジョーンズ川」 34.
  毛利 律子 「ソローとマンフォードが希求するユートピア像
         ――「空中楼閣」が意味するもの」 35-44. [マンフォードとはLewis Mumford (1895-1990) ]
  植田  敬 「Waldenに見るソローの神性とマハトマ・ガンジーおよび
        ヘレン・ケラーの神性比較考察」 45-52.
  Masami Nishimura, “An Odd Pair: Henry Thoreau and Perry Smith.”
        [Perry SmithとはTruman Capoteの小説In Cold Bloodの主人公Perry Smith (1928-65) ] 53-59.
  Raymond P. Tripp, Jr.「Waldenとキリスト教についてのノート」60-61.
  John M. Dolan, “Thoreau as Philosopher.” 62-77.

1996(平成8)年3月31日
 『ヘンリー・ソロー研究論集』第22号
 創立30周年記念号
  谷萩 弘道 「日本ソーロー学会の思い出」1-12.
 [1995年5月19日、慶應義塾大学で開催された日本ソロー
 学会創立30周年記念大会における特別講演]
  齋藤 襄治 「日本ソロー学会創立三十周年式典に際して」13.
        [同大会における閉会の辞]
  尾形 敏彦 「ソーロウとインディアン(Thoreau and Indian)
   ――White Indian Ⅱ」 14-18.
  紣川  羔 「ソロー、トルストイ、ガンジー――非暴力主義を中心として」 19-22.
    [1994年10月7日、南山大学において開催された日本ソロー学会秋季全国大会に
   おける講演の要旨]
  井上 博嗣 「ソローにおける共生願望 その1」 23-29.
  藤田 佳子 「Waldenの複雑さ――語りの点から」 30-41.
  竹谷 悦子 「『ウォールデン』のジオポリティクス――地図と氷貿易」42-58.
  Michiko Ono, “Thoreau as Schoolteacher.” 59-68.
 書評
  上岡 克己 「飯田実訳『森の生活ウォールデン』」 69-70.
  後藤 昭次 「中田裕二訳、中村元序文『禅とアメリカ思想』」70-71.
  安斉  芳 「日本ソロー学会略史」 72-76.
  清水 一雄 「日本ソロー学会掲載論文等題目一覧」 77-86.
  清水 一雄 「日本ソロー学会講演・研究発表題目一覧」 87-95.

1997(平成9)年5月15日
 『ヘンリー・ソロー研究論集』第23号(小野和人) 
  山本  晶 「『ウォールデン』第2章の諸問題」 1-12.
  井上 博嗣 「ソローにおける共生願望 そのⅡ」 13-20.
  新保  哲 「ソローと山頭火の自然・人生」 21-29.
  持留 浩二 「『ウォールデン』とエマソンの「自然」」 30-37.
  冨永 和元 「「より高い法則」におけるソローの二重性」 38-45.
  徳永 正紀 「ソーロウと霧」 46-52.
  齊藤  昇 「野沢 一――山梨のソロー」 53-56.
  Michiko Ono, “Thoreau and Winter.” 57-73.

1998(平成10)年5月15日
 『ヘンリー・ソロー研究論集』第24号(小野和人) 
 論文
  Michiko Ono, “Thoreau as Individualist and Educational Philosopher.”
1-15.
  尾野 麻紀子「変性意識からみたWalden (1)
         ――トランスパーソナルな観点から――」 16-25.
  村上 裕美 「ThoreauとRousseau――歩行を巡って――」 26-47.
  常本  浩 「ソローと南部作家(フォークナー、トマス・ウルフ)」48-59.
  上岡 克己 「ソローの足跡を訪ねて」 60-66.
 書評
  紣川  羔 「フリーセンのThe Year is a Circleを読んで」 67-68.
  伊藤 詔子 「上岡克己著『森の生活――簡素な生活・高き想い』」 69-71.

1999(平成11)年5月25日
 『ヘンリー・ソロー研究論集』第25号(安斉芳)
 論文
  飯田  実 「ソローの作品を翻訳して」 1-8.
  谷本 泰三 「ハーマン・メルヴィルのエコロジー」 9-19.
  小野 和人 「「クタードン」の制作過程:メモ、講演から作品へ」 20-30.
  西村 正己 「Waldenの修辞法」 31-40.
  尾野 麻紀子「変性意識からみたWalden (2)
         ――Waldenにおける具体的諸例をめぐって――」 41-50.
  冨永 和元 「『ウォールデン』にみられる善と悪の問題」 51-59.
  毛利 律子 「ThoreauとHomer」 60-77.

2000(平成12)年4月20日
 『ヘンリー・ソロー研究論集』第26号(安斉芳)
 論文
  別府 恵子 「ヘンリーデイヴィッド・ソロー:J. C. オーツの“angel of light”」 1-9.
  奥田 穣一 「ソローにおける“good”と“wild”をめぐって」 10-21.
  稲本  正 「ソローと漱石」 22-34.
  新保  哲 「ソローにおける散歩と自然観
         ――山頭火との比較を巡って――」 35-44.
  依藤 道夫 「フォークナーとソローにおける自然」 45-61.
  麻生 雅樹 「SaunteringとLoafing:その神話学的関係性について」
62-68.
  村上 裕美 「ソローにおける音の世界(1)」 69-76.
  Michiko Ono, “Thoreau’s View of Nature: Nature as ‘Great Artist.’”
77-95.
 書評
  藤田 佳子 「井上博嗣著『ヘンリー・ソロー 人間像と文学思想』」96.
  元山 千歳 「伊藤詔子著『よみがえるソロー:ネイチャーライティングと
        アメリカ社会』」 97-99.
  後藤 昭次 「藤田佳子著『アメリカ・ルネッサンスの諸相――エマスンの
        自然観を中心に――』」 100-02.

2001(平成13)年3月31日
 『ヘンリー・ソロー研究論集』第27号(元山千歳)
 論文
  Kazuto Ono, “The Sun As a Morning Star: A Study of the Closing Words of Walden.” 1-12.
  常本  浩 「ソロー、ホーソーン紀行」 13-22.
  鈴木 哲郎 「ソローとヘミングウェイの自然観」 23-32.
  Hiroshi Shiota, “A Comparative Consideration: The Huckleberry in Thoreau, Twain, and Snyder.” 33-42.
  奥田 穣一 「ソローとアイズリー」 43-53.
         [アイズリーとはLoren Eiseley (1907-77) ]
 書評
  松島 欣哉 「飯田実訳『市民の反抗 他五篇』」 54-55.
  井上 博嗣 「奥田穣一著『H. D. ソロー研究 文体とイメージの分析』」
56-58.
  鈴木 保昭 「安斉芳著『ホイットマンの諸相』」 59-61.
  上岡 克己 「稲本正著『ソローと漱石の森 環境文学のまなざし』」62-63.
  山本  晶 「酒本雅之訳 新訳『ウォールデン』を読む」 64-70.
  伊藤 詔子 「Wild Fruits: Thoreau’s Rediscovered Last Manuscript
『野生の果実』出版の意義について」 71-76.
 通信
  山本  晶 「会員通信」 77.[前号の後藤昭次氏の書評に対する異論]

2002(平成14)年3月31日
 『ヘンリー・ソロー研究論集』第28号(元山千歳)
 論文
  井上 博嗣 「ソローにおける聴覚世界」 1-10.
  奥田 穣一 「ソローと曼荼羅象徴」 11-22.
  福屋 利信 「The Greening of Americaにおける意識Ⅲ(対抗文化の意識)とロック・ミュージック」 23-35.
  松島 欣哉 「ソロー投獄事件の非神話化」 36-49.
 シンポジウム
  元山 千歳 「帝国への不服従――ギャレット・ホンゴーの『火山』」50-58.
  林千 恵子 「聖域としての物語:Waldenとイロコイ族の物語」 59-70.
  佐藤 光重 「野生の文学――緑のソロー再考」 71-87.
 書評
  伊藤 詔子 「Michael Benjamin Berger, Thoreau’s Late Career and “The Dispersion of Seeds”: The Saunter’s Synoptic Vision(『ソローの晩年と「種子の拡散」――散歩者の共観的ヴィジョン』)」 88-90.
  上岡 克己 「Richard J. Schneider, ed. Thoreau’s Sense of Place: Essays in American Environmental Writing」 91-92.
  別府 恵子 「アジア系アメリカ文学研究会編『アジア系アメリカ文学
         ――記憶と創造』」 93-99.

2003(平成15)年3月31日
 『ヘンリー・ソロー研究論集』第29号(依藤道夫)
 論文
  塩田  弘 「ソローの風景描写の展開
        ――ソローと、その同時代版画家バーバーのコッド岬」1-10.
         [バーバーとはJohn Warner Barber (1798-1885) ]
  村上 裕美 「ソローの文体考察
         ――Walkingにおける形容詞の使用」 11-20.
 シンポジウム
  小倉 いずみ「歴史のなかのエマソン像
         ――ピューリタンからエマソンへ」 21-36.
  髙梨 良夫 「エマソンと新儒教」 37-50.
  藤田 佳子 「エマソンと当時の科学(要旨)」 51-52. [
  高橋  勤 「ことばの中の風景――ソローとエマソンの詩学(要旨)」 52.
 記事
  菅原 伸郎 「「宗教対話の先駆」と評価 孟子も読んでいた――エマソン生誕200年で討論会」 53-54.
  伊藤 詔子 「透明な眼球とエマソン生誕200年」 55-57.
 講演
  Sandip Tagore, “Two Universal Men: Henry David Thoreau and Rabindranath Tagore.” 58-65.
 書評
  David M. Robinson, "Thoreau in Japan American Literary Scholarship: An Annual 2000 (18−20).” 66-68.
  井上 博嗣 「依藤道夫『黄金の遺産――アメリカ1920年代の「失われた
        世代」の文学』」 69-72.
  岩政 伸治 「伊藤詔子、城戸光世訳『野生の果実――ソロー・ニュー・ミ
        レニアム』 73-75.
  山本  晶 「小野美知子編訳『宮澤賢治掌編集Ⅰ』『同Ⅱ』『学者アラムハラドの見た着物』 76-80.
 追悼
  清水 一雄 「安斉先生を偲んで」 81.
  本間 俊一 「安斉先生との交友」 81-82.
  六川  信 「安斉芳氏を悼む」 82.
  斎藤  光 「山崎時彦氏逝く」 83.
  紣川  羔 「山崎氏を惜しむ」 83.
 通信
  近藤 耕人 「ソローの生家1ドルで売ります」85.
 書誌
  佐藤 光重編「日本ソロー学会 会報/論集 3-1」 88-93.

2004(平成16)年3月31日
 『ヘンリー・ソロー研究論集』第30号(依藤道夫)
 祝辞
  Fred C. Johnson, “For the Commemorative Number of Studies in Henry David Thoreau.” 1.
  Jayne K. Gordon, “To the Thoreau Community in Japan.” 2-3.
 論文
  上原 義正 「『森の生活』に見るソローの生涯学習論及びアンコモン・
        スクールプランに関する一考察」 5-14.
  Michiko Ono, “Bronson Alcott as Nineteenth-Century Innovative Educator,” 15-31.
  奥田 穣一 「宮沢賢治とヘンリー・ソロー(要旨)」 32-33.
 論考
  鶴見 和子 「南方熊楠とヘンリー・デイヴィッド・ソローの親近性」
     [鶴見和子『南方熊楠』(講談社学術文庫)より転載]34-37.
 シンポジウム
  小野 和人 「ソローと宮沢賢治――比較の基盤を求めて――」 38-43.
  岩政 伸治 「ソローと賢治の「時間」の意識」 44−57.
  小野 美知子「ソローと宮澤賢治の自然観――「風」をテーマに」 58-75.
  柴田 まどか「ウパニシャッドの到達点――ソローと宮沢賢治」 76-89.
 記事
  菅原 伸郎 「旧約聖書から脱皮を――カトリックの井上洋治神父が提唱」[『朝日新聞』2003年(平成15年)3月24日(月)付け夕刊8面より転載] 90-93.
 講演
  近藤 晴彦 「風薫る聖域――宮沢賢治とヘンリー・ソロー――」 94-104.
 特集
  バーナード・リーチ作『森林生活』初版口絵 105.
  齋藤 襄治 「ニューイングランドの四季」106-15. [『世界の旅』第18巻「アメリカ(2)/カナダ」編(河出書房、1968年)より転載]
  山本  晶 「英語版『ウォールデン』4点をみる」 116-27.
  長島 良久 「『ウォールデン』邦訳史」 128-39.
  山本  晶編「初期のソロー受容」140-75. [石川黍山「米国文学史」や内村鑑三「如何に夏を過さん乎」など一次資料の抜粋または全面掲載に、水島耕一郎略歴と編者による解説および註を付す。]
 書評
  常本  浩 「上岡克己『アメリカ国立公園――自然保護運動と公園政策』」
176-78.
  上岡 克己 「ソロー著仙名紀訳『水によるセラピー』(2001)、『山によるセラピー』(2002)、『風景によるセラピー』(2002)」 179-81.
  白川 恵子 「パトリシア・オッカー『女性編集者の時代――アメリカ女性
        誌の原点』[鈴木淑美訳]」 182-87.
  竹内 美佳子「Peter J. Bellis, Writing Revolution: Aesthetics and Politics
        in Hawthorne, Whitman, and Thoreau」 188-92.
 紹介
  竹島 達也 「近年のヘンリー・ソロー研究書」 193-94.
 通信
  伊藤 詔子 「ソロー・オールコット・ハウス=イエロー・ハウス売り出し中」 196-98. [“Notes & Queries,” The Thoreau Society Bulletin No. 242, Winter 2003からの転載記事とDoug Bakerが撮影したイエロー・ハウスの近影1葉を収める。]
  髙梨 良夫 「米国のエマソン生誕二百年記念行事」 199-200.
  小野 和人 「日本アメリカ文学会シンポジウムについての報告」 201.
 書誌
  佐藤 光重編「日本ソロー学会 会報/論集 3-2」 202-08.

2005(平成17)年3月31日
 『ヘンリー・ソロー研究論集』第31号(佐藤光重)
 論文
  中恒 恒太郎「アメリカ叙事詩『コッド岬』の歴史観」 1-11.
  山田 久美 「豆と野草――ソロー150年目の寓話――」 12-23.
  上岡 克己 「日本におけるソロー受容史」 24-34.
  齊藤  昇 「野澤一の文学的軌跡――ソロー思想の実践家として」35-44.
  関口 敬二 「日本におけるソローの受容――宮沢賢治の場合――」45-52.
  Michiko Ono, “The Significance of Autumn in Thoreau’s Life.” 53-65.
 講演
  伊藤 詔子 「消えゆく『ウォールデン』のマイノリティたちとソローの
         語りの戦略」 66-77.
 特集 《日本ソロー学会創立40年記念》
  紣川  羔 「Edward S. Devey, Jr.による“A Re-Examination of
         Thoreau’s Walden” ――その湖沼学的考察――」 80-86.
  齋藤 襄治 「ルドルフ・ルジーカと木版画」 87-92.
  井上 博嗣 「自然を溶かす潮の流れ
         ――音楽愛好家としてのソロー――」93-109.
  伊藤 詔子 「イエール大学出版 新たなるWalden 集注版」 110-11.
 記事
  長島 良久 「ソローの格言」 113-16.
 書評
  深瀬 有希子「野田研一『交感と表象――ネイチャーライティングとは何か』」
117-19.
  塩田  弘 「山里勝己・高田賢一・野田研一・高橋勤編『国際シンポジウム沖縄2003 自然と文学のダイアローグ――都市・田園・野生』120-22.
  佐藤 光重 「小倉いずみ『ジョン・コットンとピューリタニズム』」123-25.
  元山 千歳 「伊藤詔子・吉田美津・横田由理編著『新しい風景のアメリカ』」126-28.
  山本  晶 「今泉吉晴訳『ウォールデン 森の生活』」 129-34.
  松島 欣哉 「W. Barksdale Maynard, Walden Pond: A History」135-37.
  高橋  勤 「Daniel B. Botkin, No Man’s Garden: Thoreau and a New
        Vision for Civilization and Nature 」 138-39.
 報告
  長島 良久 「『ウォールデン』出版150年記念 米国ソロー学会年次大会」
140-42.
 書誌
  佐藤 光重 「日本ソロー学会 会報/論集 3-3」 143-51.
 コラム
  山本  晶 「『カルヴィンとホッブズ』紹介」 112. [79頁に掲載されたBill Wattersonのマンガの解説]
  大穀 剛一 「コンコード川とメリマック川の5日間」 125.
  長島 良久 「ソロー邦訳史上、最初期の資料」 139.

2006(平成18)年3月31日
 『ヘンリー・ソロー研究論集』第32号(佐藤光重)
 論文
  井上 博嗣 「ソローとワーズワスの詩精神」 1-9.
  山口 敬雄 「『ウォールデン』とコミュニタリアニズム、あるいは
         ソローの小屋とファランステリー」 10-19.
  福屋 利信 「ソローと対抗文化――衣服観にみる比較的考察」 20-29.
  真野  剛 「ソローとミューア――機械をめぐるレトリック」 30-39.
  竹内 美佳子「A Week on the Concord and Merrimack Riversにみる
         ソローの民族多元主義」 40-49.
  Michiko Ono, “Thoreau as Seen by Louise May Alcott.” 50-60.
  藤田 佳子 「十九世紀ナチュラル・ヒストリーとエマソン
         ――その受容から更なる段階へ」 61-71.
  松島 欣哉 「科学と作家ソロー(1)」 72-81.
  中垣 恒太郎「旅行記というジャンルの生成
        ――「明白な天命」期における自然地誌・博物誌」 82-91.
  鵜野 ひろ子「ディキンスンと自然科学――特に「死」に関して」 92-102.
 講演
  小松 隆二 「森と街路樹と公益」 103-12.
 書評
  竹野 富美子「齊藤昇『ワシントン・アーヴィングとその世界』」 113-14.
  小野 和人 「山口晃訳『ヘンリー・ソローの日々』」 115-18.
  熊本 早苗 「Philip Cafaro, Thoreau’s Living Ethics: Walden and the Pursuit of Virtue」 119-20.
  小倉 いずみ「Andrew McMurry, Environmental Renaissance: Emerson, Thoreau, and the Systems」 121-22.
  伊藤 詔子 「『ウォールデン』150年特集を2誌に見る」 123-24.
  岩政 伸治 「David M. Robinson, Natural Life: Thoreau’s Worldly
        Transcendentalism」 125-26.
 短評
  毛利 律子 「Donald W. Linebaugh, The Man Who Found Thoreau: Ronald W. Robbins and the Rise of Historical Archeology in America」126-27.
  上岡 克己 「齋藤襄治『日米文化のはざまに生きて』」 127.
 記事
  長島 良久 「ホイットマンの言葉」 130-33.
  山本  晶 「水島耕一郎のこと(1)」 134-36.

2007(平成19)年3月31日
 『ヘンリー・ソロー研究論集』第33号(佐藤光重)
 論文
  松島 欣哉 「科学と作家ソロー(2)」 1-10
  山本 洋平 「A Week on the Concord and Merrimack Riversにおける
         散文的詩と詩的散文」 11-20.
  飯田 一郎 「ソローとOED
         ――ソロー諸作品からの引用文について」 21-30.
 シンポジウム
  伊藤 詔子 「ソローとリンダ・ホーガン
         ――生きもの表象をめぐって」 31-40.
  深瀬 有希子「ブラック・ビーチの女性たち
         ――モリスンの『ラヴ』にみる難破の表象」 41-49.
  熊本 早苗 「ソローの自然観継承の試み」 50-59.
  佐藤 光重 「超絶主義者の表象――チャイルド『フィロシア』を読む」 
60-69.
 講演
  菅原 伸郎 「ソローは「畏敬の念」を抱いたか」 71-80.
 書評
  竹内 美佳子「ジョン・H・ハロウェル『モラルとしての民主主義』(山口晃訳)」 81-82.
  真野  剛 「Henry David Thoreau, Letters to a Spiritual Seeker, ed. Bradley P. Dean」 83-86.
  塩田  弘 「上岡克己・高橋勤編著『シリーズもっと知りたい名作の世界③ウォールデン』」 87-89.
 短評
  上岡 克己 「山下昇・渡辺克昭編『二〇世紀アメリカ文学を学ぶ人のために』」 90.
 記事
  山本  晶 「水島耕一郎のこと(2)」 93-94.
  Richard Wheeler, “Henry David Thoreau: In the Eyes of an
        International Concordian.” 95-99.
 通信
  長島 良久 「『ダイアル』掲載の『法華経』英訳者」 100-01.
 報告
  伊藤 詔子 「「アメリカ文学におけるトランスアトランティシズム」会議」
102-03.
  岩政 伸治 「米国ソロー学会2006年度年次大会」 104-05.

2008(平成20)年3月31日
 『ヘンリー・ソロー研究論集』第34号(大穀剛一)
 論文
  山口 敬雄 「メリマック川のテキスタイル」 1-10.
  藤田 佳子 「エマソンの山岳詩にみるロマン主義のかたち」 11-20.
 シンポジウム
  髙梨 良夫 「エマソンの“Moral Sentiment”と朱子の「敬」
         ――コトバとの関係をめぐって――」 21-30.
  高橋  勤 「野性の詩学の系譜学
         ――エマソンからゲーリー・スナイダーへ」31-40.
  堀内 正規 「“Spiritual Laws”でEmersonは何をしているのか」41-51.
  小澤 奈美恵「人種を巡るエマソンの政治的発言」 52-62.
 講 演
  山里 勝己 「森の生活――ソローとスナイダー」 63-73.
 書 評
  上岡 克己 「ローレンス・ビュエル『環境批評の未来――環境危機と文学的想像力』(伊藤詔子・横田由理・吉田美津・三浦笙子・塩田弘訳)」 74-76.
  髙梨 良夫 「Richard Grossman, The Tao of Emerson」 77-80.
  小野 和人 「アメリカ文学の古典を読む会編『語り明かすアメリカ古典文
        学』」 81-84.
 短 評
  齊藤  昇 「木下卓/窪田憲子/高田賢一/野田研一/久守和子編著『英
        語文学事典』」 85.
 記事
  山本  晶 「水島耕一郎のこと (3)」 86-87.
  齋藤 襄治 「ウォールデンのほとりにて」 89-92.
 追悼
  井上 博嗣 「齋藤襄治先生を偲んで」 88.

2009(平成21)年3月31日
 『ヘンリー・ソロー研究論集』第35号(大穀剛一)
 論文
  毛利 律子 「エマソン、ソローの病――結核」 1-11.
  高橋 綾子 「アメリカ現代詩人Anne Waldmanとソローの『市民の反抗』」
12-22.
  松島 欣哉 「利用可能なアメリカの過去へのジョン・ブラウンの再布置」
23-32.
 シンポジウム
  山口 敬雄 「『メインの森』の自然保存
         ――ソロー/帝国主義の自然保護――」 33-42.
  山田 久美 「『メインの森』に潜むもの」 43-51.
  村上 裕美 「認知詩学からみたWalking
         ――カテゴリー化とメタファーの効果――」 52-62.
 講演
  大西 直樹 「西に向かうHenry David Thoreau」 63-76.
 書評
  竹内 美佳子「スコット・スロヴィック/伊藤詔子/吉田美津/横田由理 編著 『エコトピアと環境正義の文学――日米より展望する 広島からユッカマウンテンへ』」 77-79.
  佐藤 光重 「巽孝之編『反知性の帝国』――アメリカ・文学・精神史」
80-81.
  上岡 克己 「生田省吾・村上清敏・結城正美編『「場所」の詩学
        ――環境文学とは何か』」 82-84.
  村上 裕美 「上岡克己編『レイチェル・カーソン』」 85-86.
  山本  晶 「ヘンリー・デイヴィッド・ソロー『生き方の原則――魂は売
        らない』(山口晃訳)」 87-88.
  伊藤 詔子 「ヘンリー・ソロー『月下の自然――夜の散歩と思索のエッセ
        イ』(小野和人訳)」 89-92.
  小野 美知子「Sandra Harbert Petrulinios and Laura Dassow Walls, eds.
More Day to Dawn: Thoreau’s Walden for the Twenty-first Century」 93-97.
 記事
  山本  晶 「水島耕一郎のこと (4)」 98-99.

2010(平成22)年3月31日
 『ヘンリー・ソロー研究論集』第36号(大穀剛一)
 論文
  瀬上 和典 「The Self-Made Manとの比較に見るSelf-Relianceの特異性」
1-10.
  山本 洋平 「“Put all America behind him”
         ――Cape Codにおける風景と所有をめぐって――」 11-20.
  井上 博嗣 「ソローの美意識」 21-30.
 シンポジウム
  大串 尚代 「森と川と記憶
         ――ソローとチャイルドのインディアン表象――」31-40.
  小野 美知子「ソローと先住民の教育観」 41-52.
  高橋  勤 「ソローの言語観と先住民」 53-62.
 講演
  増井 志津代「ジョン・ホワイトの描いたインディアンと新大陸の自然」
63-72.
 書評
  髙梨 良夫 「亀井俊輔編著『アメリカの旅の文学――ワンダーの世界を歩
        く』」 73-76.
  小倉 いずみ「入子文子・林以知郎編著『独立の時代――アメリカ古典文学
        は語る』」 77-80.
  中垣 恒太郎「佐川和茂『ホロコーストの影を生きて――ユダヤ系文学の表象と継承』、『ユダヤ人の社会と文化――シュテトルより郊外へ』」 81-84.
  Yukiko FUKASE, “Elise Lemire, Black Walden: Slavery and Its Aftermath in Concord, Massachusetts.” 85-86.
 記事
  山本  晶 「水島耕一郎のこと (5)」 88-89.
  小野 美知子「The Walden Play DVD」 90-92.  

2011(平成23)年9月30日
 『ヘンリー・ソロー研究論集』第37号(塩田弘)
 論文
  白川 恵子 「ルイザ・メイ・オルコットの煽情的混血奴隷物語」 1-12.
  佐久間 みかよ「『ダイアル』を巡って――エマソンとソロー――」13-23.
  山田 久美 「最果ての旅へ――ソローを惹きつけた風景」 24-34.
  Yohei YAMAMOTO, “Savages in the Market: Ambivalent Represen-
        tations of Native Americans in Walden.” 35-42.
  井上 博嗣 「ソローの色彩感覚」 43-54.
 シンポジウム
  上  優二 「ソローの「湖」とスタインベックの「潮だまり」
         ――世界観を育む場」 55-67.
  竹内 美佳子「ソローとエリスン――未だ知られざる国へ」 68-77.
 講演
  山口  晃 「自然の恵みと共有地」 78-92.
 書評
  伊藤 詔子 「ヘンリー・デイヴィッド・ソロー『ソロー語録』(岩政伸治編訳)」 93-94.
  藤田 佳子 「山田正雄著『ソロー・《ウォルデン》・自己実現』」 95-96.
  山本 洋平 「松本昇、西垣内磨留美、山本伸編著『バード・イメージ
         ――鳥のアメリカ文学』」 97-99.
  上岡 克己 「『エコクリティシズム・レヴュー』No.1, No.2, No.3」100-02.
  竹内 美佳子「ヘンリー・ソロー『コンコード川とメリマック川の一週間』(山口晃訳)」 103-105.
  塩田  弘 「Ian Marshall, Walden by Haiku」 106-08.
 記事
  髙梨 良夫 「齋藤光先生を偲んで」 109-10.
  元山 千歳 「紣川羔先生と永遠の今」 110.

2012(平成24)年9月30日
 『ヘンリー・ソロー研究論集』第38号(塩田弘)
 論文
  本岡 亜沙子「“Moral Pap for the Young”――Alcottの<Little Women
        三部作>における家事と教育――」 1-10.
  山本 晶 「ソローから内村鑑三を介して咸錫憲への流れ
       ――現代の非暴力抵抗運動との比較で考える」 11-20.
シンポジウム
  堀内 正規 「斜めに前を向くこと
         ――“Fate,” Nature, “Experience”」 21-29.
  橋本 安央 「痕跡と文学
         ――「エンカンターダズ」第8スケッチをめぐって」 30-40.
  梶原 照子 「詩は“The Wound-Dresser”になるのか?
         ――Walt Whitmanと南北戦争」 41-51.
 講演
  大井 浩二 「アメリカン・ルネサンスの女性作家たち
         ――忘れられたフェミニズム小説を読む」 52-62.
 書評
  堀内 正規 「髙梨良夫著『エマソンの思想の形成と展開――朱子の教義との比較的考察』」 63-66.
  上岡 克己 「ヘンリー・ソロー『ソロー博物誌』(山口晃訳)」 67-69.
  小澤 奈美恵「エコクリティシズム研究会著『オルタナティヴ・ヴォイスを聴く』」 70-73.
  髙梨 良夫 「John T. Lysaker and William Rossi, eds. Emerson and
        Thoreau: Figures of Friendship」 74-76.
 短評
  松島 欣哉 「水島宜彦著『水島耕一郎評伝』」 77.
  竹内 美佳子「渡辺利雄著『講義 アメリカ文学史 入門編』」 78.
  竹内 美佳子「平石貴樹著『アメリカ文学史』」 79.
  深瀬 有希子「杉野健太郎編『アメリカ文化入門』、依藤道夫編『アメリカ文学と戦争』 80
 論説
  高村 友也 「現代日本で「森の生活」を始める方法」 82-91.
 記事
  長島 良久 「水島耕一郎訳『森林生活』書誌・追記」 92-93.
 追悼
  小野 和人 「井上博嗣先生の思い出」 94.

2013(平成25)年9月30日
 『ヘンリー・ソロー研究論集』第39号(塩田弘)
 論文
  藤田 妙子 「近代日本のエマソン、ソロー受容
         ――内村鑑三、志賀直哉の自然観を中心に」 1-11.
  土井 由未子「Walden の fable を再考する」 12-22.
  Michiko Ono, “Thoreau and Freedom.” 23-32.
 シンポジウム
  江田 孝臣 「市場経済と創造過程
         ――ソローとディキンスンの比較」 33-34.
  成田 雅彦 「アメリカン・ルネッサンスと埋葬
         ――エマソンを中心に」 34-35.
  斉藤 直子 「アメリカ哲学におけるソローの不在:
        『ウォールデン』を「高度な意味で読むこと」」35-37.
 講演
  藤岡 伸子 「ソローとの対話が拓いた道:
         Keeping “the Polestar” in my Eye」 38-47.
 書評
  上岡 克己 「高橋勤著『コンコード・エレミヤ――ソローの時代のレトリック』」 48-50.
  岩政 伸治 「伊藤詔子監修『カウンターナラティヴから語るアメリカ文学』」
51-53.
 論説
  高村 友也 「独りの時間」 56-62.
 報告
  伊藤 詔子 「ソロー学会没後150年記念大会(2012年7月12日〜15日、
         コンコード)」 63-65.

2014(平成26)年9月30日
 『ヘンリー・ソロー研究論集』第40号(竹内美佳子)
 論文
  山本  晶 「もう一つの文明論邦訳
       ――エマソン受容史の最初期にみる」 1-10.
  山田 久美 「コッド岬に立つ――ソローが遺した足跡」 11-20.
  Michiko Ono, “Thoreau’s Prose in His Later Years.” 21-30.
 シンポジウム
  小倉 いずみ「植民地時代の先住民とピーコット戦争(1637)」 31-40.
  瀧口 美佳 「ワシントン・アーヴィングと先住民の関係」 41-47.
  小澤 奈美恵「植民地時代の記録文学
       ――ソローの『メインの森』への影響」 48-57.
  余田 真也 「ウィリアムズの新世界、ソローの原生自然
       ――『アメリカ人気質』と『メインの森』の交点を読む」
58-67.
 講演
  今福 龍太 「無心のアーティスト
       ――一世紀を隔てた兄弟、ソロー=ケージ」 68-74.
 記事
  上岡 克己 「『斎藤光追悼集――米文学研究と信仰の生涯』」 75.
 書評
  佐藤 光重 「金澤哲編著『アメリカ文学における「老い」の政治学』」76.
  高橋  勤 「日本ナサニエル・ホーソーン協会九州支部研究会編『ロマンスの迷宮
       ――ホーソーンに迫る15のまなざし』」 79-81.
  藤田 佳子 「Michiko Ono, Ph.D. Henry D. Thoreau: His Educational
         Philosophy and Observation of Nature」 82-85.
  町田 哲司 「大場昌子・佐川和茂・坂野明子・伊達雅彦編著『ゴーレムの表象
       ――ユダヤ文学・アニメ・映像』」 86-89.
  山口 敬雄 「西谷拓哉・成田雅彦編「『アメリカン・ルネサンス――批評の新生』」 90-93.
  竹内 美佳子「松本昇・大崎ふみ子・行方均・高橋明子編『神の残した黒い穴を見つめて
       ――アメリカ文学を読み解く/須山静夫先生追悼論集』」 94-97.

※会誌名称の変遷
1973(昭和48)年  『ヘンリー・ソーロウ協会 幹事会ニュース』
1974(昭和49)年~1977(昭和52)年 『ヘンリー・ソーロウ協会 会報』
1978(昭和53)年 『日本ソーロウ協会会報』
1979(昭和54)年~1991(平成3)年 『ヘンリー・ソーロウ協会会報』
1992(平成4)年~1993(平成5)年 『ヘンリー・ソーロウ研究論集』
1995(平成7)年~現在に至る 『ヘンリー・ソロー研究論集』